lovesickness 16 ページ17
｢お疲れ様でした！｣
多少のごたごたはあったけど撮影は無事終了
サラちゃんが目の前を通り過ぎるまで深く頭を下げた
｢あの態度なんなのよ！Aさん足は大丈夫ですか？｣
｢軽く捻っただけだし。へーき。｣
怒るソナを宥めながらスタッフ専用のバンに向かうと
がっちりと掴まれた二の腕
｢ジヨンさん！まだ居たんですか？｣
｢うん。Aちゃん待ってたから。一緒に帰ろ。｣
｢これから報告書…｣
｢いいですよ。あたしやっとくんで。｣
｢ソナ！？｣
｢よし。じゃあ決まりね。｣
｢ちょっ、｣
あたし抜きにとんとん拍子に事が進む
ジヨンさんがあたしの手を引いて、ゆっくりと歩き出した
“明日詳しく教えてくださいね！”
マネージャーさんが運転する車の後部座席に強制的に押し込められて
最後にソナがこっそり耳打ちした言葉を思い出した
｢とりあえず腹減ったから。俺ん家行こ。｣
｢は？！｣
｢いいよね？｣
躊躇わずに口から飛び出した声にジヨンさんはにっこり笑う
どき、と不覚にも胸が鳴って
黙って頷くあたしは……どこかおかしくなったのかも
車が地下駐車場に入っていくと
マネージャーさんがまたか、ってため息ついた
｢ジヨン。どうする？｣
｢あーあ。なんでバレたんだろ。｣
｢…ジヨンさん？｣
｢ちょっと待ってて｣
頭の中にハテナを飛ばしたまま
ジヨンさんが車からおりてくのを、ぼーっと眺めた
断る言い訳はいくらでもあったのに……
｢どうしてなのよ！」
急に入り込んできた、悲鳴に近い金切り声
｢ねぇ？その反応なに？！｣
一方的な女の人の声はただ事じゃないってのは、バカでもわかる
｢あたし別れるって言ったんだよ？｣
｢…だからさ」
｢分かったって何よ？！！｣
必死に喰らいつく声とは真逆に、冷静で冷たいジヨンさんの声
｢別れるって言ったのはそっち。」
｢な…」
｢俺はそこまであなたに興味ないから。」
ジヨンさんから飛び出した辛辣な言葉に息を飲んだ時
突然バァンっと大きな音を上げて、開いたドア
ぎろりと睨む大きな目は泣いたのか、真っ赤に染まってた
この人……どこかで見たことある
アナウンサーの
パクユラ？
テレビでは決して観ることがない
花の咲くような笑顔を、ぐちゃぐちゃに歪ませて
｢この泥棒猫！！！｣
一生無縁だと思ってたセリフが耳に届いたと思った瞬間
乾いた音も同時に響いた
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merry(プロフ) - yunさん» ゆんちゃん！ご訪問ありがとうございます(*´∀｀)そーなの！若干ビビりながらついにテテちゃん出しちゃった！テテちゃんといったらコーラだよね☆テテちゃんもまだこれから……むふふ( ´艸｀)また読んでくれると嬉しいです(＊´ｖ｀) (2018年8月12日 1時) (
レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
yun(プロフ) - やだー！テヒョンー！テテちゃーん！コーラ！← 取っておいたのに眠れなくて途中まで読んでしまった…(TT)まだテテちゃん出て来たところまでだから途中だけどテテちゃん頑張れー!!頑張ってー!!(>_<)← (2018年8月11日 11時) (レス) id: 0dc5e1ac51 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - Cherryさん» Cherryさん！こんばんは☆お返事遅くなりました(><)体調はすっかり良くなりました。お気遣いありがとうございます！只今続きともう一つのお話の準備をしておりますので、もうしばらくお待ち頂ければ幸いです！ (2018年7月31日 0時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
Cherry - 今回のお話もやっぱり最高でした!! 続きが待ち遠しいです(´`*) 体調はどうですか？無理なさらないでくださいね´` (2018年7月27日 16時) (レス) id: db7907dfc6 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - あや1104さん» あや1104さん！コメントありがとうございます！調まで気遣って頂き感無量(；；)続きももりもり妄想進めているので頑張って早く公開出来るようにしますね！ (2018年7月14日 9時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2018年5月9日 19時
