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『あの時、私は自分も襲われそうになって師範に助けて貰った。
自分自身も守れない人が他人を守れるわけがない。
私は強くなると誓った。
自分自身を守れるように。
大切な人を守れるように。
これが剣術をやり始めたきっかけかな。』
金吾「そんな過去が、、、」
『あっ、あとね、もうひとつあるんだけど』
金吾「?」
『単純に剣術が大好きなの!!へへっ』
金吾「!!!」
そう言って笑いかけると突然金吾くんの顔が赤くなった気がしたが、まぁ気のせいだろう
『あ、そうだ、金吾くん』
金吾「なんですか?」
『なんで金吾くんは天女だ天女だって言われてる私に話しかけてくれたの?』
金吾「えっ」
『あ、いや、もちろん天女じゃないけど。上級生は殺気丸出しだし、下級生には怯えられるし、金吾くんも最初は怖かったでしょ?私のこと。なのになんで話しかけてくれたのかなーって』
金吾「それは、、なんか、違ったんです。」
『?』
金吾「天女と。素振りをしているのを見た時、目が真っ直ぐで、闇がないというか、嫌な感じがしなくて、この人なら、Aさんなら大丈夫だって思ったんです。」
『!!そっかぁ、、!』
金吾「あの、Aさん。」
『ん?』
金吾「僕も!Aさんみたいに強くなりたい!!」
『!』
金吾「なのでその、、僕に稽古をつけてくれませんか!!」
『えっ、いや、私なんかでいいの?』
金吾「Aさんがいいんです!!」
『いや、、でもなぁ。』
金吾「お願いします!!!」
『うっ、、。はぁ。厳しいけど大丈夫?』
金吾「!!!はい!勿論です!」
『なら仕方ない!ちゃんと乗り越えるんだよ?』
金吾「はい!!ありがとうございます!」
カーーーン
するとどこからか鐘が鳴った
金吾「あっ、授業が、、じゃあ!明日の朝!ここで!いいですか?」
『もちろん。遅刻しないでね。』
金吾「はい!ありがとうございます!では!!」
金吾くんは走って教室へ向かいだした
『転ばないようにねー』
金吾「ありがとうございます!師匠!」
えっ、しっ、ししししし、師匠、、!?
『ンンンンンンンン』
明日が楽しみになった。
でも私はその時気が付かなかった。
金吾くんとの話を聞かれていたことに。
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頭皮 - めちゃくちゃ最高です!!続きが楽しみすぎる! (7月22日 6時) (レス) @page49 id: ecd52f9ed6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - ああ~続きが気になります〜更新楽しみにしてます!!! (2023年4月16日 14時) (レス) @page49 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
ふせとうふ。(プロフ) - 真白アンナ(Sleepy Cat)さん» いつもありがとうございます!あ!盲点でした!!先程修正致しましたが見落としもあるかもです(;_;)ご指摘ありがとうございます!! (2021年8月7日 12時) (レス) id: 9d0529afc3 (このIDを非表示/違反報告)
真白アンナ(Sleepy Cat)(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも楽しく小説を読んでいます!!少し気になる点がありまして、苗字変更の設定が自動変換になっているのか、藤内の藤も変換されてしまっています...。これからも更新頑張ってください楽しみにしています! (2021年8月7日 11時) (レス) id: 6ed8fb32ed (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 警戒心を解く方法は、、、私なら1年生組(保健委員会の皆)が山,賊におそわれてるところをたすける、、、みたいな←上から目線(´;ω;`) (2021年7月31日 4時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cauliflower131 | 作成日時:2020年1月20日 0時