おバカなギャルと死神さん 【半間修二】

ギャルが七人 ページ8

「しゅうぴセンセーになったら？鬼分かりやすいんだけど」
「絶対ぇやだ♡」
「え〜？意外と似合うと思うけど。しゅーじせんせぇ♡ってカワイ子ちゃんたちから呼ばれるんだよ？」

元からでろでろに伸びている袖を伸ばし、顎当たりにグーを作った両手を置いて裏声でふざけて呼んでみる

センセーになりなっていうのはわりとマジで言ってるんだけどな〜

「オレはAちゃんだけにそう言って欲しいな♡」
「あたし一回もしゅうぴのことセンセーって呼んだことないんだけど」

さっきのしゅーじせんせぇ♡はふざけただけだしノーカンっしょ

キーンコーンカーンコーン

ふざけあっていると授業終了の鐘が鳴った。よっしゃ、これで地獄の数学は終わりじゃん！！

「ありがとしゅうぴ。セーゲンテーリだけはカンペキに覚えたから！」
「どういたしまして♡Aちゃんおバカだからすぐ忘れそうだけど♡」
「しゅうぴ超SW※じゃん。理解力はないけど物覚えは悪くないしぃ？」

てかマジメにベンキョーしたから脳みそが糖分欲してる

お気に入りのいちごミルクをカバンから二つ取り出すと、一つはあたしの口の中に

もう一個は

「ん、あげる。教えてくれたお礼！」

貰ってくれないと困るので、ムボービに開かれている大きな手のひらの上に押し付けぎゅっと飴を握らせる

「ガッコー来たとき、また教えてね」

＿＿＿
※超SW→超性格悪いの略

文字化けしていたことにいまさらながら気付きました！！
二回目もなぜか文字化けしていたというミス……
誠に申し訳ないです…！！

死神が八人→←ギャルが六人

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