ドキドキ！魔法学院生活！ ページ7
＿＿私が悪役令嬢に転生してから数年の時が経った。
今日はいよいよ魔法学院の入学式だ。
私が悪役令嬢に転生し、ピクトと会話を交わしたあのあと私は文字通り色々な特訓をした。
魔法の扱い方はもちろん、魔法の基礎や数学などの座学、そして剣技まで……。
おかげで結構良い成績で入学出来たけど、あれは本当にキツかった。
もう味わいたくない、今からは学生生活を存分に満喫してやる。
そう意気込んで私は校舎へと足を向ける。
私が今歩く並木道は、赤や黄色、ピンクの花びらが舞い散っている。
その奥には城と見間違えるほど立派な校舎が見える。
……これだけなら、まだ呑気に綺麗だなぁって思えるけど、なにせ周りが騒がしいのなんの。
「ねぇ、あれシュヴァリエ家の、」
「シッ、聞かれたらどうするの。凍らされるわよ。」
「見るからに冷たそうだわあの顔。」
「きっと見下してるんだわ、私たちのこと。」
まあ主に私への悪口なんだけど。
てかさ、今世の私表情筋が凍ってるんじゃないかってくらい動かないわけ。
笑ったらなんか、ニコッじゃなくてニヤッて感じで、もう悪役顔なのよ。
それでさらに勘違いされるんだよね、悲しいことに慣れてるけど。
こういうのは無視するに限るよ、気にしてちゃキリがないからね。
そう割り切って、スタスタと入学式の会場である大ホールに向かう。
大ホールはパーティーとか式典の時に使う場所。
体育館は同じ大きさくらいのが別にあるから、ここの面積がいかに広いか分かるよね。
校舎はこの倍以上あるから、迷子になりそう。
まあなんとか迷子にならずに大ホールへ到着。
そのまま中へ入ろうとすれば、後ろからドンという衝撃がきて前に転けてしまう。
え、何？
みんな私のこと避けるから周りに人あんまり居ないんだけど、私何にぶつかったん？
と思っていたら、クスクスという笑い声が微かに聞こえてきた。
あー……、突き飛ばされたのか。
そこまでする？さすがに泣くぞ？
まあとりあえず立とうと地面に手を着いたら、目の前に手が差し出された。
？「……大丈夫ですか？お怪我は？」
『あ、大丈夫です……、え、？』
差し出された手を握って立ち上がって、前を見たら天と書かれた布を顔に垂らした青年が居た。
うん、待って？
この人攻略対象のクライン▪ロボロでは？
私、悪役令嬢。この人攻略対象。
つまり、関われば………？
そこまで考えた時、自然に私の足は動いて気づけばその場から逃げていた。
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り〜。 - 気が付いたら一気読みしてました！更新頑張ってください！！ (3月14日 9時) (
レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - フクスちゃんかわいい…！大好きです！更新頑張ってください！ (2022年10月23日 7時) (レス) @page22 id: 1e2af6a07a (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - 初コメ失礼します！好きです。使い魔可愛いです！一気読みしちゃいました。更新頑張ってください！ (2022年9月7日 18時) (レス) @page22 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
ネコの大罪@転生２度目(プロフ) - ルレスさん» ルレス様ありがとうございます！ (2022年8月11日 9時) (レス) id: 3ee4689f87 (このIDを非表示/違反報告)
ルレス - 初コメ失礼致します。ストーリー性とても好きです！悪役令嬢もの大好きなのでこの作品を見れて嬉しいです!これからも更新等頑張って下さい!! (2022年8月11日 3時) (レス) id: 31e5292d2b (このIDを非表示/違反報告)
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