ワイは猫…やんな？【shp】

23+1匹の生活 ページ27

貴方side


背中を撫でられて思わず顔を上げてしまう
困ったような、心配してるような顔だった


何でそんな顔をしてるんだろう…


私には分からなかった


何で泣いてるのかもよく分からない


『ごめんなさい、なんか涙出ちゃって…全然問題ないから…』


そう言ってもショッピさんは背中を撫でるのをやめない
首を振って大丈夫じゃないと言いたげだった


『こんなこと聞くのは変だってわかってるんですけど…なんで私が泣いてるか分かりますか…？


私、自分でも分からないんです』


すると、スマホを取り出して文字を打つ


［辛いことでもありましたか？それとも疲れてます？］


やっぱり話してはくれないのか…


『分からない…疲れてるのかな私…』


今日の朝のこととか、夢のこととかいろいろ考えすぎなのかな…


［よければ、俺の肩使って休んでください。嫌でしたら医務室とか…］


『じゃあ少し…肩借りてもいいですか？少しだけ寝ます…』


こてんと肩の上に頭を乗せる
背中の手が私が後ろにも前にも倒れないように支えてくれる


こんな優しさに甘えちゃっていいのかな…


「頑張りすぎなんすよ…ってあれ、俺話せて…」


深い眠りにつく瞬間に聞こえた声


こんなにも安心できるのは…


初めて…かも…






(このお話短いな)

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