ワイは猫…やんな？【shp】

8+1匹の生活 ページ11

shp side


『あれ！？ショッピはいるのにおもちゃない！？どこやったの…？』


少し困った表情を見せながらおもちゃを探している
そんな表情もええな…


他人にはいつもキリッとした表情でいるのに今はこんなにも可愛ええ


猫の俺の特権やから
誰にも渡さへん


このままでいても良かったが、仕事が大変だと思い、口にくわえておもちゃを届ける


『持ってきてくれたの？それとも…元々持ってたけど隠してた？まぁどっちでもいいんだけどありがとうね』


手の上でおもちゃをはなすと優しく微笑まれる
神級の笑顔っすね、人間だったら鼻血出てました()


この笑顔も…俺だけに向いていて欲しい…だなんて、独占欲の塊やんけ


すると、立ち上がってどこかへ歩き始める
しつこいかもしれないけどついて行く


すると、服のデザイン案を描き始めるようで…
理想のデートの服装？と書かれた紙とにらめっこしている


服は男性は出来ていたが、女性がまだのようだ


黒の服に一枚羽織るだけでだが、とても楽なのになかなか好い着こなし
それを着ているのはまたもや俺


…今度やってみるかな…


パソコンをいじって何かをする
そして紙に印刷する


すると、女性の服が出来上がっ…！？
なんと…



出来上がったというよりも、今Aさんが来ている服をそのまま…


でも、こういう服を彼女が着てデートに来たら…色んな気を使う必要が無い上に…Aさんに似合っていて…あぁぁ、考えただけで頭がパンクしそうだ


『…こんなん後でいいやー！！他のやろ…』


そう言って紙を投げてしまう
パラパラと落ちてきた紙を見ると


"彼氏、旦那はいるんですか？"


…ん？
なんだこれは…


質問がかなり書かれている
その質問は個人的なものだ…


ちなみにこの質問には答えが書かれていて


"旦那も彼氏もいません"


と書かれていた
その下に小さくではあるが


"好きな人はいるかもネ"


な、なんやて…！？
それが俺やったらええのに…


絶対に幸せにするし…何不自由ない生活をさせられますし…


俺じゃ…ダメなん？


パソコンのキーボードの上に乗って邪魔をする


『うぉ！？今日は構ってちゃんかな？すぐ終わらせるからここで待ってて』


膝の上をトントンしていたので移動する
右手で優しく撫でてくれる


その間に左手でタイピングしていた
左利き…なんやな


あぁ…撫でてもらうん気持ちよくて寝てまいそう…
ここは俺の特等席…
このまま甘え通すとする…




本当に…大好きです…

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