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１３・リヒト ページ19
「悪魔か、天使か。」
リヒトの手からピアノの鍵盤、そしてグランドピアノが現れる。そして、その鍵盤でリヒトが滑らかに音楽を奏でる。
「これは……上手いねぇ。ん？敦君？」
敦の他にも、何人かが苦しそうに足から崩れ落ちる。
「体が……動かなくて……」
同じようになっているのはクロ、リリイ、ロウレス、ヒューのサーヴァンプと、中也、芥川、広津の異能者組。
「……なるほど。」
クロが日光の下でも太宰が触れれば消えたように吸血鬼の力に異能力は効く。そしてこの音色は吸血鬼にだけダメージを与えるものだが、異能者にも効いてしまう。
「敦君。」
太宰が敦の手を取る。
「大丈夫かい、敦君？」
「はい、ありがとうございます太宰さん。」
「人虎……！」
遠くで芥川の声が聞こえた気がしたが二人は完全にスルー。
太宰と敦にピアノの力が効かなくなったその時、リヒトがピアノから顔を上げた。
「……マフィアが悪魔だったのか。」
演奏を止めると、中也に一言はなった。
「俺は天使側に付く。」
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植物回路 - 面白いです！全くキャラ崩壊してないのも凄いです！これからも更新頑張って下さいね！！ (2018年6月19日 21時) (
レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 夜空 | 作成日時：2018年6月17日 23時
