12・天使 ページ18
敦、真昼、クロは中也とリヒトと。御園、リリイは芥川と。鉄、ヒューは黒蜥蜴と戦っていた。
「リヒトさんは、どうしてマフィアに……!」
「そこのチビが、探偵社は悪魔だと言った。だから俺は天使であるポートマフィアにいる。」
「チビと言うな、ぶっ殺すぞ。」
リヒトが中也を睨んだ。
「あ、えーと……何故なら手前は……?」
「天使だから。」
いつもと少しも変わらない天使ポーズ。そこに、どこからか笑い声が聞こえてきた。
「ち、中也……体だけでなく、脳も小さくなったのかい……?」
「だ、太宰、手前き、聞いて……こっ、これには理由があってだな!その、」
中也はどうにか太宰の誤解を解こうとするが、その前にロウレスが入って来た。
「俺の位置を横取りするのが悪いんすよ、中たん。」
「だからその呼び方をやめろ!」
恥ずかしさで中也の顔が真っ赤になる。
「うるさい黙ってろクズネズミ。」
「いだっ!いったぁ、すぐ蹴るのは止めてほしいっすよリヒたん!……じゃなくて、リヒたん、中たん、もう戦うのはやめるっす!兄さんも!」
「うるせー……俺だって好きでやってるわけじゃねぇよ……。」
クロはそういうと猫になる。
「日光とか、向き合えねー……。」
リリイ、ヒュー、ロウレスも次々と動物の姿になる。いつの間にか、曇っていたはずの空が晴れてきている。
「サーヴァンプが動物になった。今日はここまでだ。」
御園が中也に向かって言った。だが……
「関係ない。悪魔か天使か、今見極める。」
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植物回路 - 面白いです!全くキャラ崩壊してないのも凄いです!これからも更新頑張って下さいね!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見 夜空 | 作成日時:2018年6月17日 23時