【イナズマイレブンGO】保健室の先生 2

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「…まーた元気ないなぁ、白竜は。

そんなにAに会いたいの？」




ある日の昼下がり。

サッカーコートの人工芝の上に寝っ転がっている褐色肌の少年______シュウはとなりに腰掛けている彼の相棒___白竜を見上げて口を開いた。


そう言われた白竜はあからさまにドキッとした顔をして、モゴモゴと口籠る。




「…当たり前だろう。もうじき一ヶ月が経つんだぞ。___少しくらい寂しくはなるだろう」





「ふ〜ん、白竜が大人にそこまで入れ込むのは珍しいね？ふふ、まぁ、Aは大人って感じがあんまりしないけど。

しょっちゅうコケるからいつも僕が支えてあげてたもんね。」




役得だったね、と爽やかに笑うシュウを白竜は信じられない、という目で見て即座にシュウを問い詰める。

「変なことはしていないだろうな」



「白竜は僕のことなんだと思ってるの？

不可抗力ってやつだよ」




白竜のA馬鹿っぷりに若干の呆れと可笑しさを混ぜたようにシュウが笑った。




「_____でもまあ、Aが戻ってきた時のためにもっと強くならないとね、僕たち。」


「勿論だ」




小さな、でも頼もしい2人は少し先の未来のために彼らの決心を再度固めていたのだった。

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