わがままキャット

甘えん坊 ページ37

貴方side


『来なくてよかったのに』



そう言って手を握った。


隼 「ほんとはそう思ってないくせに(笑)」

そう言ったはやとは手をぎゅって握り返してくれた。





『…ありがとう』

隼 「んふふ、いいえ！！」



やっぱりはやとの隣がいい。








.



龍友 「ってことはお前ら！！！ようやく！！」

保健室に手を繋いで言ったら龍ちゃんが叫んだ。

なんのことか分からなかったけど、はやとは言った。





隼 「それがまだなんすよね〜(笑)この子猫ちゃん、鈍感なんで」

『馬鹿にしてる…？』

隼「してないしてない(笑)」





最近、はやとの気持ちがわからない。


あと、


隼 「A〜！！久しぶりにイチャイチャできるよ！？おいで？？」




はやとに近づくとなぜだか胸が激しく動くの。



最近は、Aの気持ちもわからない。






『A先教室行ってるから龍ちゃんとイチャイチャしてて』




絶対やだ！！！と走って追いついてくるはやと。







はやと、いつまでAの隣にいてくれるの？








.






『かわにし、せんせ』


「っ！！どうした、大川。ってゆうか俺の名前、西川な？」


隼 「Aどうした？」




『A、はやとのためにはやとの席で寝ます』




西川 「は！？」





勉強より眠気。

はやとより眠気…？





隼 「ちょ！A！！」


座っているはやとの前から抱きついた。




『もんだい、わかんなかったら起こしてね』



そう言って眠りについた。


ほかの誰の声も聞こえなくなった。







隼 「も〜、(笑)」



ギュッて抱きしめてくれたことだけは分かった。








西川 「お前らまだ付き合わないのか」

隼 「にっしー俺らがラブラブだからって嫉妬しないでよ〜！」

西川 「してないわ！！！」

隼 「ほんとに？(笑)」

西川 「うるさいぞ小森！授業進める！！！」






そんな会話なんて聞こえるはずもない。

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