わがままキャット

はやとと龍ちゃんとあらんくん ページ12

貴方side



龍友 「それ、小森に言うたらええんちゃうん？(笑)」


『言わないよ』



言えるわけないじゃん

龍ちゃんばかなの？




龍友 「Aは嫌ちゃうん？」


いや、なんてAが言えるわけないじゃん…。



なんでか、やだ。

なんでかな。






『教室もどる』

龍友 「え、戻れるん？」

『ん』



はやとに嫌われてるならもうそれでいい。

Aははやとがいなくても、



いなくても、大丈夫。


大丈夫だから…。









.


ガラガラ_


「大川〜、心配したぞ〜！」


…

「なあ、小森！！」


隼 「そうっすね、(笑)」




はやとはそれからAのことを見ることはなかった。

当てられても、いつもならAに聞いてくるのに、分かりません！って堂々と言ってて、





Aの居場所は無くなった。









.




「隼今度歩実ちゃんと、間宮ちゃんの4人で遊びに行こうぜ！！」

隼 「お、いいじゃん！！」

佐々木 「ほんと！？やったあ！！」

間宮 「も〜、歩実ほんとうるさい(笑)」






はやとには、私がいなくても大丈夫なの。



苦しくなったから、保健室に行った。

今回はサボりじゃない。







.


「Aちゃん！」

『あ、』

「亜嵐ね、亜嵐！」



この人にも心を開いてもいいかなって思えた人。

Aの話を真剣に聞いてくれて、

寄り添ってくれた。



あらんくんは、きっといい人。




亜嵐 「保健室？」

こくっと頷くと


俺もいこーって嬉しそうについてくる。





『こなくていいよ』

亜嵐 「俺が行きたいんだからいいんじゃん？？」







…どことなく、はやとに似てる。

手→←涙

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す