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暑い夏の夜。事務所のマネージャーさん達と中区内にある焼肉屋で飲み会をしていた。
「ヒョン、たまには焼肉もいいでしょ？」
「そうだね、テヒョナと二人で焼肉なんて何万年ぶり？」
「え？わかんない。てか何万年も経ってないし」
「あはは、マジレスされるとは思わなかったなぁ」
俺達の隣の席にやってきた二人組。二人とも深々と帽子やフードを被っていた。この手の服装から二人は芸能人なのかもしれない、と思いつつチラッと確認したけど顔は全く分からなかった。
「チアキヒョンは…まずチャミスル？」
「お前さぁ…俺の話聞いてた？今日は食いに来たんだから飲まねーよ」
「そうだった！今日はチートデーだもんね」
たまたま聞こえてきた会話。
チアキ…
名前から察するに日本人なんだろうか。しかもチアキくんと同じ名前だなんて、どんな偶然なんだろう。嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになってきたし、淡い期待をしてしまってる自分に心底吐き気がした。
「うわー。これジョングギが食べたがってたヤツ！」
「それ注文しよ。写真撮って送りつけるから」
「あははっ！チアキヒョン性格悪〜っ」
「たまにはやり返してやらないと」
メニュー表を見て大いに盛り上がっている姿から察するに隣の二人は学生みたいだ。
俺の思い違いだということにして、せっかく飲みに来ているんだから楽しまないと。追加で何か頼むかと相談し合っていると、隣のテーブルに店員がやってきた。
「以上でよろしいでしょうか？」
「はい。大丈夫です」
「あのっ、失礼ですけど、チアキさんですよね…？私ずっとチアキペンなんです！お会いできて本当に、嬉しくて…っ」
突然店員の女の子が感極まって泣き出してしまったようだ。この騒動に気づいているのは俺達のテーブルだけで、焼肉屋だから泣き声が肉を焼く音に掻き消されて他のテーブルのお客さんには聞こえて居ないようだった。
「よく俺だって分かったね？気付いてくれて嬉しいよ、ありがとう」
やっぱり芸能人なんだろうか。プライベートで身バレするのを不快に思う人も少なくない中、模範になるような完璧な対応をするなんて。きっと優しいチアキくんもこんな反応するんだろうなぁ、と思っていたら、今までフードを深くかぶっていた男がフードを外した。
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23.09.25
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hjr.(プロフ) - 藤さん» 藤様。初めまして、ヒジリです。有難いお言葉を頂き光栄です。まずは更新停滞させないよう頑張ります。笑 ありがとうございます:)♥ (5月23日 7時) (
レス) id: 340019a8ab (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - はじめまして、いつも更新を楽しみにしています！以前から別作品をずっと読んでいるのですがまさかhir.様のボイプラ作品が読める日が来るとは思いませんでした🥲！これからの更新楽しみにしています💕 (5月22日 23時) (レス) id: 239e12852c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hjr. | 作成日時：2023年5月17日 22時
