追 憶。【不死川実弥】

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「 キャンパス内で会うとはなぁ.

胡蝶も久しぶり(・・・・)だな ！」







あれ、カナエと宇髄くん知り合いだったんだ？
それに、不死川くんともそうみたいだし…





「 これから講義かィ？ 」


『 うん. Ｄ棟まで行かなきゃならなくて 』


「 あー. こっからだと少し遠いよな 」





午後も頑張ろうな、なんて優しく笑った顔に、

また、あの不思議な感情が生まれていた＿＿.









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『 カナエ、宇髄くんたちと知り合いだったんだね 』


「 ええ、古い知り合い…ってところかしら 」





古い知り合い…？

カナエはあまり不思議な発言はしないから、
ちょっと動揺する.





「 Aは不死川くんと仲良しなのかしら？ 」


『 え、仲良し…？ 』


「 だって、すごく楽しそうにお話してたんだもの 」





両手を口元で合わせ、
ぱぁっと効果音が出そうな笑顔を向ける.














『 ………カナエ、
今から話すこと義勇には言わないでくれる？ 』


「 ええ 」








『 ………実は、昨日一緒にお出かけしたのは不死川くんだったの.
本当のこと話すと、めんどうなことになると思って嘘ついちゃったんだけど…』


「 まぁ、そうだったのね！ 分かったわ.
でも、あとでゆっくりお話聞かせてね . 」


『 …、ハイ 』





内緒ポーズするカナエは本当に女神だと思う.
それと…ものすごく、ニコニコしてる気がする…








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