我が親愛なる大罪人へpart3【七つの大罪】

104 共闘と罪人 ページ36

「一気にいくぞ」

ヘンドリクセンの
その声と共に繰り出された刃を、
剣とその鞘で防ぐメリオダス。

背後からのギルサンダーの攻撃に
飛ばされるも立ち上がる彼に


「“凍結棺(フリーズ・コフィン)”」


凍るメリオダスを見て、何かが切れた。

身の内に感じた違和感が消え去る。

怒りが湧く。


凍った状況を脱したメリオダスを
容赦なく攻撃するヘンドリクセン。

吹っ飛ぶメリオダスに
剣を向けるギルサンダー。

「終わりだ」

「なんのっ！！」

体を回転させ、それを防いだメリオダス。

「“雷帝の鉄槌”！！」

ギルサンダーの追撃を弾こうとした
メリオダスの目の前で、
急にその攻撃の軌道が変わる。

「“全反撃(フルカウンター)”！！」

咄嗟にメリオダスの後ろにまわり、弾き返す。


「2対1ならまだしも、
3対1は卑怯よ」

「…A！」



「メリオダス、防御は全部任せて」



確かな信頼が、
神器と共に渡された。

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