我が親愛なる大罪人へpart3【七つの大罪】

097 双弓と魔力の矢 ページ25

メリオダスside

「メリオダスに
“全反撃(フルカウンター)”を使わせるな！！
直接武器で仕留めろ！！」

迫る武器を剣で受け止め、殴り飛ばす。

「魔力を使わず勝てると思うなよ、
ぶわぁ〜か♪」

聖騎士を沈めながらバンは言う。

「ま…、使っても無理だけど」

次々と来る聖騎士たちを見て構える。

「…にしてもまぁ、湧いてくること♪」

「結局、全部倒すしかねぇか…」

戦う気の俺たちの間を通り、
ゴウセルが前に出た。

［効率良く行こう］

伸ばした彼の両手に光の弓が現れる。

［神器、双弓ハーリット］


「神器！？」

「あいつ、どこに隠してたんだ」


俺たちの言葉を無視して
攻撃を繰り出すゴウセル。

「“瘡蓋の記憶(リライト・ライト)“］

光の矢が聖騎士たちを1人残らず貫く。



…が、数秒後には
何事もなかったように動き始める。

「おい、ゴウセル♪
全然効いてねぇぞ！？」

そう思ったのも束の間、
聖騎士たちは武器を捨てて
俺たちに向かって来た。


抱き締められ、
揉みくちゃにされ。


馴れ馴れしい行動に戸惑いを隠せない。

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