キスメモリー ページ27
イントネーションは、自分に言い聞かせるみたいな。
何も、しない。
その言葉は、昨日の翔の言葉に比例していた。
「どしたのA」
「あ、えっ・・・」
―――ちゅっ
「今、してほしかったでしょ？」
イジワルに笑う翔は、やっぱり黒猫だ
唇を当てられた頬が熱を持つ。
「ねぇ、翔、くん」
「なに？」
「あたしが、翔くんのこと好きだった時も、
こんな風に、キスしたの？」
あなたはわたしの恋人なの？
ずっとずっと、現れもしなかったのに？
ねぇ、あなたは、わたしの記憶のどこにいるの？
曖昧な質問ばかりが飛び交う。
真剣な目をした彼は、
あたしの隣に座って、頬に手を添えた。
「したよ」
「あたしは、どうしてた...？」
「俺に腕を掛けて、俺を求めてた」
顔が赤くなってく。
大学生にもなって、キスの一つで、
動揺してどうするんだあたしは。
彼が恋人だというのなら。
その目を、信じてみたくて。
私の失った部分を、取り戻せるような、
そんな予感。
「してみる？ 本気のキス」
翔の顔が近づく。
あたしはとっさに、ぎゅっと目を瞑った。
―――ちゅっ
「...え？」
覚悟したにも関わらず、
キスはまぶたに落とされた。
「そんな無理しなくていいよ」
意地悪なはずの彼は、
優しく微笑んだ。
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雅雛(プロフ) - そーですよね！？ 途中から更新ストップされていたので、続きを読めて嬉しいです！！ (2014年5月14日 23時) (
レス) id: de67f94786 (このIDを非表示/違反報告)
椿綾音(プロフ) - 雅雛さん» そうですよー！！香坂澪でやってました((o(>▽<)o))今は本名の綾音です！ こんなとこで再会するなんてっ運命ですね笑笑 (2014年5月14日 23時) (レス) id: ae52720f34 (このIDを非表示/違反報告)
雅雛(プロフ) - 違ったらすいません！！ 数年前にヤフーのみん検で載せた小説ですか！？ (2014年5月14日 22時) (レス) id: de67f94786 (このIDを非表示/違反報告)
himamanahito(プロフ) - 新作めちゃくちゃ楽しみです！題名の意味、なんとなく分かりますが、あえて知らないことに…私、一応、純情キャラだったはずなので！公開待ってます！ (2014年3月27日 23時) (レス) id: 5dbc337bc0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 甘いですっ(ﾉ∀＼*)甘い甘いすいーてぃ〜w そして4月5日が楽しみでしようかない！！ (2014年3月27日 21時) (レス) id: 8571e7624d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾音
| 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/midnight-taboo/
作成日時：2014年2月16日 22時
