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「皆さん、ただ今公認旗印が出ました。
旗印提出は特進クラスの徳川家康くん。」
わぉ、タイムリーですね………ですが、なぜ今？
理由が分からず皆で首を傾げる。
しかし、その先に続く内容は、衝撃的なものだった。
秘「家康くんが出した旗印はコチラです」
徳「3分以内に武田信玄を倒す。」
「それでは旗印戦、開始」
放送からの徳川くんの威圧感のある声に驚き、次いでその内容に驚いた。
3分。さん、ぷん…
某巨大宇宙系ヒーローが変身して戦い終わるまでの時間…国民的カップ食が作り終える時間…
例えば浮かぶのに逆に、その時間で何ができるかを考えたほうが早いくらいには短い時間ですが！？？
その内容が信じられず、急いで教室へ向かうと…
信玄くんが、徳川くんに倒され血を流していた。
ただでさえ背の高いクラスメイトがわらわらと集まっていることで、状況はほとんど見えない。…けれど、一瞬ちらりと見えた光景ですべてを察するにはあまりあった。
「武田くん⁉︎」
「まさかあの武田がこんな負け方をするとは…」
「家康、何者なんや…？」
「バケモノ…」
「次元が違いすぎる…」
各々が衝撃の状況に驚き徳川くんの実力に戸惑う中、徳川くんは満足げに笑みを浮かべていた。
徳「…ゴミを一つ始末したぜ？」
何を言っているのか、わからない。私の知る【徳川家康】との乖離に思考がまとまらない。この状況に、理解が追いつかない。
けれど、怪我を負った信玄くんを放置することはできないと思考の中の冷静な部分が次の行動を示す。
どこか嬉しそうにこちらに来る徳川くんを避け、信玄くんをどうにか保健室へ運ぼうとしていると、上杉くんが手を貸してくれた。
そのまま信玄くんを持ち上げ背負う上杉くんの横でなるべく衝撃を与えず患部が動かないように固定していると、いきなり徳川くんに腕を掴まれ引き剥がされた。
ぎり、と骨がきしむほど強く、固く握りしめられた腕は振り解くこともできず。
徳「…ゴミに近寄るな。」
『…は、』
思わず退いた私に徳川くんはなおも言い募る。
「…弱く醜い…他人の情けで勝ち取った偽の勝利。それでいて恥ずかしげも無くトップで胡座をかくゴミだ。
お前の傍は、ソレには不相応…」
…駄目だ。
何を言っているのか、理解できない。徳川くんの発する言葉すべてがノイズのように聞こえて、握られた腕の痛みに生理的な涙が出そうになる。
…痛みには、慣れていたはずだったのになぁ…
徳川くんから与えられる痛みと恐怖に、私の意識は沈んだ。
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オタくん(プロフ) - 凄くおもろいです！更新楽しみにしてます！ (8月7日 20時) (
レス) @page49 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - ありがとうございます〜頑張りますね、！ (2022年10月27日 23時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！！ (2022年10月26日 0時) (レス) @page29 id: 06fabb07b9 (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - …かもです…本編の性格と大幅に変えてしまっているかもで本当に申し訳ないです… (2022年10月24日 7時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - ヤンデレ来たかこれ？ (2022年10月20日 19時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずのえ | 作成日時：2022年10月13日 22時
