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豊「ん?どないしたん?」
『いえ。…なんでも、ありません。』
隣でみやびちゃんがわらじがどうとかと言っているけれど、そんなものはもう聞こえない。
…今までの、ナシで。色々とナシで。
豊「は?わらじを温めるって、なんや?」
隣でみやびちゃんが知らない、とな!??と驚いているけれど、それに反応なんてできない。
サル!?いや、いくら同姓同名とはいえ……あの男が、この美男子に!????
…あぁ、偏見の目で見てはいけません。
彼はあくまでも、同姓同名の別人、なのですから。
けれど。
彼の晩年のあれやそれは、割と未だにトラウマなので。
苦手意識を持つくらいは、ゆるしてほしい、ですね………



豊「あ、2人とも名前教えてや!」

み「日下部みやびです」
『…立花A……………です』

豊「いや声ちっちゃ!俺なんかした?
みやびちゃんとAちゃんな!ええね!可愛い名前やわ〜!
二人とも手、冷たなってない?俺が温めてあげるわ!」

『結構です』
思わず反射的に言い返してしまったけれど、きっと 私は悪くない。みやびちゃんも引いてるし。
み「………秀吉は女性に目がなかったとされ…」
『みやびちゃん、好きな武将を悪く思いたくないのは伝わったけれど…あのサルのはただの女好き』
み「うぅ、Aちゃん……
秀吉は、本当に素晴らしい武将なんです…農民から天下人になった手腕、その人たらしの才能…ただ…」
『まぁ、うん…あのサルは…まぁ…はい。』

豊「何ちゃこちゃこ言うてんの?……てか、こりゃ凄い!二人とも満点ヒップやわぁ!」
『なっ』
ぺしぺしっと、軽くお尻…腰の辺りをを叩かれた。
冗談だとわかっているし、その行為に対して不快感がないのはきっと顔面の強さだけでなく本人の気質や雰囲気ゆえ、なのでしょう。

…秀吉味を感じた。とてつもなく感じた。
相手の懐に嫌悪感なく踏み込み居座る。どんな相手でも、あの男を見ると好きにならざるを得ない。そんな天性の人たらし力。冗談を好み、周りの雰囲気を気遣いすべての空気を自分に持ってくるカリスマ性。

…ただの同姓同名、じゃない、の…?










「…お尻が満点ヒップとはどういうことでしょうか」
『さぁ………』
割とちゃんとわからないし、わかりたくない。
わからないほうがいい気がするから、もうこの話に触れないほうがいいでしょう。

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みずのえ(プロフ) - コメントありがとうございます(*^^*)トッシーか犬千代で迷いましたが、某4コマ漫画と鍋の影響で前田利家=トッシーで固定されてしまって…好きと言ってくださり、本当にありがとうございます〜! (2022年10月9日 20時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
前田利家 - トッシー呼びが好きすぎるー! (2022年10月8日 22時) (レス) @page37 id: 4149d8455a (このIDを非表示/違反報告)
みずのえ(プロフ) - わかります!本当にかっこいい…!!好きと言ってくださり、ありがとうございますm(_ _)m頑張りますね!(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠) (2022年9月27日 21時) (レス) id: 07361828e7 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話とっても面白くて大好きです!!本当に皆さん格好いいですよね!!続き楽しみにしてます!!更新頑張って下さいね!! (2022年9月27日 19時) (レス) @page9 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずのえ | 作成日時:2022年9月27日 11時

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