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今、こん人何て言うた？
え？天野さんの元相方であるあの女と…お茶？
え、そもそも知り合いやってん？
どこで知り合うたん？
というか、天野さんと暮らしてはるよな。
天野さんがどんな状況なんか一通り知ってはるよな。
え……それ、マズイと違うんか…？
「……どしたの皆」
「―――どうしたのちゃうわ！」
一番声を出したのは、こん中ではリーダー格の京極さんやった。
「どうやって…そもそも何をどうしたらあの子とコンタクト成功出来たん!?」
「………話せば長くなる…ます…」
なるます…なんか語尾おかしくなってんぞ。
珍しく満優姉が押されとる。
少し怯えとる風にも見えるけど…
京極さん、アンタはアンタで必死過ぎて怖いわ。
「あ、あの！」
「雪希ちゃんとどんな話をしたんですか!?」
お次は令和ロマンや。
「俺達、色々あって彼女と話せないというか近付けなくて……！」
「雪希ちゃんの様子はどうでしたか!?あの子も何か悩みとかあって…！」
「……それも長くなる…思う」
目力強いのと、そもそも初期型で厳つい系
満優姉からしてみればオラオラ男子2人に見えるみたいやな。
「の…野宮さん。良いですか？乃川さんとどんな話をなさってたのでしょうか…」
「天野さんや今の相方について何か……その、俺達本当に心配でして…」
「櫛野君、坂口君…確か、君達はAちゃんと雪希ちゃんの同期なんだよね」
「あ…はい！そうです！」
「昔からの戦友です」
「…同期…そうだね。分かるよ。同期って、先輩と後輩には絶対にない、大事な絆や宝があるもん。そうだね。君達2人にはちゃんと話さないと」
「―――京極さん、高比良、松井。あれが正しい聞き方です。満優姉は確かに敵には容赦ないけど、それ以外には基本優しく大人しい方です。貴方達がそないなおっかない顔と必死な声と大きな野太い声で問い質しても、彼女が上手く答えられる訳ないでしょ」
「あ……はい」
「す、すみません…」
「(そんなに強面だったか…？)」
「……えっと、とりあえず帰宅するので、LINEで良い？」
あ、逃げようとしても無駄やで満優姉。
「―――もしもし！はい、もう店に着きましたけど…急遽1名人数が増えまして！…ありがとうございます！」
「�眸耄匹気�!?」
これは…満優姉、良い意味でも悪い意味でも、かなりの暇潰しになるで。
「とりあえず席着いたら聞かせて。満優姉が、乃川さんと何があったんかを」
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年11月4日 2時
