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黙々と書類に目を落として判子を押す。たまにペンを持って書類に何かを書き込んでいく。
そんな彼女を私は眺めていた。
「Aちゃん。」
「なあに？」
「これ頑張ったらご褒美あげるから、がんばれそう？」
普通の人なら少しばかりの恐怖を覚えるような目、声、言葉でさえも好きだなあと思えてしまう私はきっと彼女に洗脳されているのかもしれない。
きっと、マキマちゃんだけでなくアキやデンジ、姫野ちゃんにパワー。その他もろもろの人たちに言われても好きという思いが込み上げてくるだろう。
やっぱり、私はみんなが好きだ。
「ご褒美、」
「そ。」
「やる、！」
さも『ご褒美』という言葉につられたように返答しまた書類の山に向き合った。
視界の端に優しそうにこちらを見るマキマちゃんの顔が見えた。
そんな顔するんだ。というより、そんな人間らしい顔できるんだ。
とても意外だった。こちらの世界に来てからマキマちゃんの知らない顔を結構見た気がする。人間らしく可愛らしい姿に私は静かに口角を上げた。
よし、これを押せば書類の山とおさらばだ！
とんっと書類に判子押して、だあーっと力が抜けたように背もたれに体重をかけた。
「お疲れ様。終わってすぐのところ悪いんだけど出かけるよ」
もしや、と思いマキマちゃんになんで？と聞くとパワー達が民間が手を付けた悪魔の倒してしまったらしい。
やっぱり、私はつい顔を少しほころばせ扉の前に立っていたマキマちゃんの方に駆け足で向かった。
ベンチに座っているマキマちゃんが困ったような顔で、今回の主犯パワーと共犯者のデンジを見ていた。
「民間が手を付けた悪魔を公安が殺すのは業務妨害。普通だったら逮捕されちゃうよ。」
「パワーはもっと考えて行動しないと。」
私がそういうとパワーはバツの悪そうな顔でそっぽを向いた。
「そうだね。そして、デンジ君も彼女を制御しないと。」
「え？俺も〜？」
「うん。デンジは今回パワーの共犯者だね。」
困惑した様子のデンジに私はにっこりと笑いながら共犯者という言葉を強調した。
「パワーちゃんは魔人になる前は『血の悪魔』だったから血の使った戦いが得意なんだけど……すぐ興奮しちゃうしデビルハンターには向いてなかったのかな？」
マキマちゃんのその一言でパワーの顔は真っ青になりデンジが殺せといったからやった。
という苦し紛れの言い訳をした。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
