トリップと空気 ページ2
鉄のような匂いで目が覚めた。目を開け、上体を起こすと視界に映ったのはたくさんの人が一点に向かって歩いていた。どうやら私はコンテナの上にいるようだ
よく分からないこの光景を何とか理解しようと辺りを見渡した。
血、倉庫、夜、そして化け物
十分すぎるくらいの情報が脳に入ってきて、一つの答えに辿りついた。
ここ異世界なのでは？という考えに。いや傍から見れば何を言っているんだと思うだろうが、私が見ている光景に言ってやりたい。
チェンソーマンというアニメがあり、最新話まで読破しているのだが多分その世界だろう。
確かにさ、トリップして私もマキマさんに会いたーいとか思ってたけど、誰がこんな生死の境目呼べと？？
さっきからずっと化け物がなんか言ってるんだけど、私に気づかないの？え、私空気？いや、別に気づかないほうがいいんだけど、空気とかやじゃん、、、
大きな断末魔が聞こえ、しばらくするとその声もだんだんと消えかかっていった。
人が、いやゾンビがバラバラにした人だったものを見ると、黄金色の髪が見え、オレンジ色の丸い悪魔が見えた。
予想通りここは、主人公であるデンジがチェンソーの心臓をもらった一番最初の場面だった。
化け物基ゾンビの悪魔はそのバラバラの死体とオレンジの小さな悪魔をゴミ箱に捨てるように命じた。
ゴミ箱に入ったのを見届けるとゾンビの悪魔は嬉しそうに笑いだした。ふざけんな誰もお前なんかの笑い声聞きたくないつーの。
耳をふさいでいると、ポチタ！という声が聞こえゴミ箱のほうから音がした。
やっとですか、ヒーロー。そう思いながら耳をふさいでいた手をどかした。
「んん？バラバラにしても生きてんの？！キモっ！やっぱ僕デビルハンター嫌い！みんなァ！！そいつ食べちゃって！！」
そうゾンビの悪魔が叫ぶとゾンビたちはデンジに向かって襲いかかった。そんなゾンビに向かってデンジは叫んだ。
「俺達の邪魔ァすんなら死ね！」
デンジが胸のロープを勢いよく引っ張った。ヴヴンとエンジンの音がした。
だが既にデンジはゾンビたちに囲まれ、姿が見えなくなっていた。
ザーっとゾンビが真っ二つに裂かれ、中からは頭と腕にチェンソーを付けた男が出てきた。
そう正に、チェンソーマンだった。
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？ - 救済…！天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…！？ありがとーございます…！ (2023年2月2日 19時) (
レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ！そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます！！ (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので！！ (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2022年11月22日 23時
