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病院に着くまで話してなかったらすぐに意識が落ちそうだったのでいろんなことを聞いた。
どうやら、私たちは二日ほど寝ずに戦っていたらしい。原作より一日早く終わったのか。
あと一日も寝ないとか無理なんだけど。
それと、姫野ちゃん青森出身なんだって。私、前世住んでたところ青森だよ。
意識が朦朧としすぎて口が滑りそうだったが耐えた。
病院に着いて、デンジとアキを預けて自分も待合室で待とうとしたら、見てもらってこいと姫野ちゃんに言われしぶしぶ診察を受けた。
くっそ、寝みい。早く家に帰りたい。
どうやら、私は打撲がひどいらしく擦り傷だと思っていたのも下手すれば内臓にいってたんだって。
やばいねー。
入院と言われて、病室に着くと、布団の上にすぐにころがり眠った。
最後に看護師さんの慌てた声が聞こえた。
目を覚ますと一番最初に映ったのは見舞い用のいすだった。
寝相が悪いせいかうつ伏せで寝たのに起きたときは横向きだった。
ていうかさ、あれだね。どこぞの夢小説みたいに目が覚めたら誰々君がいる!?みたいにならないね。
見たところ誰もいないよ。え、寂し。
とりあえず体を起こそうと腕に力を入れたのに筋肉痛のような痛みで指しか動かせなかった。
仕方がないので腹筋で起き上がろうとすると激痛が走り、少し浮いた上半身がまたベッドに戻った。
待って、これ全身筋肉痛なのでは?え、やだやだ。新人歓迎会私も行きたい。
とりあえず、あ。と声を出してみた。うん。ちゃんと声は出る。すんげーのどかわいて痛いけど。
指しか動かせないからナースコール押せないじゃん………詰んだ
そんな時ガラガラと扉が開いた。
救世主だ
「お。パワ子!A目ェ覚ましてるぞ!」
そんなデンジの声が聞こえたと思ったら急にどたどたと足音が聞こえデンジを押しのけてパワーが病室に入ってきた。
「パワー、病院は走っちゃ」
「馬鹿!!ウヌは馬鹿じゃ!!デンジのような体じゃないくせに無理しおって!!心配をかけるな…」
よく見ると目には涙がたまっていた。
え、え。は、え。ちょ。なんで泣いてるの!?
「デ、デンジ。これどういう事…」
「あー。おめえ、丸二日眠ってたんだよ。二日眠ってなかったからだろーけどよ。そんでよォパワーがすんげー心配しててなんか知らねえけどよプッチンしてんだわ。」
パワーはすごい力で私を抱きしめて離さなかった。
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? - 救済…!天使くんやパワーちゃん、ガルくんが死なないと…!?ありがとーございます…! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ゆなさん» わわわ!そんなとんでもない笑待たせてしまうかもしれないですけど気ままに更新していきますー (2023年1月18日 22時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - めちゃ面白い。続きまってます!! (2023年1月11日 21時) (レス) @page41 id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ユメさん» ご め ん な さ い。外したと思ってたらついてました。今度こそ外したので!! (2022年12月2日 18時) (レス) id: 9e20368090 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - お り ふ らついてますよ (2022年12月2日 6時) (レス) id: 5e9fc6e37a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうひ | 作成日時:2022年11月22日 23時