《H×H》勉強とか就職とか色々面倒くさいのでハンターを目指そうと思います3（ギャグ&逆ハー）

87、法外な値段 ページ9

それから約5分、ゴンの父親の話は続き最後はこの言葉で終わった



《さっきも言ったがオレはお前とは会いたくねェ。近づくのがわかったらトンズラかますぜ》

《捕まえてみろよ。お前もハンターなんだろ？》




『うわーなにこの自信。捕まえたい。めっちゃ捕まえたい。もしくはタンスの角に小指ぶつけてほしい』


「やること小せえな！！」



キルアったらタンスの角に小指ぶつけたことないのかしら。あの痛さは殺人級だと思うんだけどな

そのあと、ゴン親父は音声で念能力者から探知されるのを恐れたのか念能力によってビデオテープの内容は消されてしまった



「残りは２つ。指輪はともかくROMカードだな」

キルアが箱を覗き込んで答える。あれ、このROMカードは_____



『ジョイステのROMカードじゃん！うわーなつかしい！』


ジョイステーション、通称ジョイステ
この機種でしかできない隠れた名作ゲームがあったりして、3世代前の型にも関わらず今なお売れているというすごいゲーム機だ

ちなみに私が作ったゲームでも何個か隠れだけゲーに入ってたりする。ちょっと嬉しい



「そっか、Aもゲーム詳しいもんね！」


『うん！ゴンはゲームやったことすらないんだよね。でもゲームやらなかったおかげで、こんないい子に育ったのかもねー』



それに比べて……

ちらっとキルアを見たら目が合って殴られた




『まだ何も言ってないじゃんか！！』


「目ぇ見りゃ大体なに言いたいかわかるわ！」





数日後、ジョイステを店から取り寄せた私たちはROMカードをセットしてさっそくこのゲームについて調べ始めた

ゲーム名は“グリードアイランド”というらしい

パソコンで販売してるサイトを探すが見つからない




「とにかく調べてみっか。ゲーム年鑑なら今まで出た市販ゲームが全部載ってるから」


キルアはキーボードを叩き、そしてあるページにたどり着いた


そこに出ていた情報はハンター専用ということ。販売元と発売年度、そして値段。

その値段が驚きだった






『「「58億！！？」」』



何その法外な値段。チョコロボくん何個買えるんだろ。さすがに飽きるだろうけど


このゲーム……私たちは手に入れることできるんだろうか









“法外な値段”


(この値段で全然面白くなかったらきっと私はブチ切れると思う)


(そういえば最近、ゲーム作ってないなー。作りたいなー)

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