120、わかってたけど ページ42
女の子の名前はビスケット＝クルーガーというプロハンターだったらしい。そして年齢は……
「57才！？」
「ババアじゃん！！」
そう言った瞬間キルアの身体は吹っ飛んだ。ビスケさんに殴られたらしい。ご愁傷様
キルアはなにかと突っかかって、コーチを断ろうとしていたがビスケさんにあることを指摘されて意見を変えた
「座って。あたしの背後に敵がいる」
「「『！！』」」
気配とか何も感じなかった……なんて。いや、私じゃなくてゴン達が。私はどんな人でも気配とかわからないんで
「ねぇ、何で気付いたの？」
キルアの質問にビスケさんは淡々と答える
「殺気。敵はあたし達殺す気だわよ」
『じゃあ今から全力で媚びれば殺されないかな』
「あんた、ちょっと黙ってなさい」
キルアには黙ってろってよく言われるけど、初対面のビスケさんにも言われるなんて。
そのあと、淡々と作戦の説明がすすみ私達は二手に分かれた。3人と1人。私達とビスケさん。彼女は囮になって彼を引き付けるのだ、と
喧嘩したように見せて二手に分かれ、ある程度離れたところでビスケさんと別れた場所に戻っていった
こわいから戻りたくなかったんだけど仕方ない
岩陰から覗くと、ビスケさんと男が対峙していた。あれがさっきの殺気の張本人
この人は愛用のハサミで切った人の髪の毛を食べることで、本人さえ知り得ない肉体の情報を知ることができるんだと。髪の毛って不味そうなんだけど。なんでこんな能力にしたの
てか、それなら最初から髪の毛がないハンゾーは無敵だね。ハンゾー元気かな。綺麗なハゲは健全かな
二人は各々構えをとって、勝負は肉体戦となった。男がビスケさんにパンチを喰らわせようとした。だがビスケさんは素早く避けて攻撃を、受け流し、相手の腕をまわして飛ばし、身動きが取れなくなった身体に拳を叩き込んだ
勝負あり。男は血を吐いて地面に倒れる
「おそらくあんた達だけで遭っていたら死んでたわね」
そう言うと彼女は私達の方に向き直った。私達が今生きてるのは運が良かったから。強くならないとこれからは乗り切れないと
「…ビスケさん、俺たちに念を教えてください！」
ゴンがそう言って頭を下げた。キルアもその意思があるようだ。
『みんな、頑張って！』
「何言ってんだわさ。あんたもやるのよ？」
『うそん』
“わかってたけど”
(やっぱり私も修行しなきゃいけないのね！まぁ、この中で一番弱いもんね！)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
