105、懸賞金 ページ27
『……もう2度とパソコンなんてやりたくない。もうキーボード打ちたくない』
「……悪かたよ」
膝を折りたたんでメソメソしている私に、フェイタンさんが気まずそうに声をかけた
というのも、私がシャルさんにこき使われている間フェイタンさんは楽しい楽しい拷問の真っ最中だったのだと
それに夢中で私の存在をすっかり忘れていたのだと
『拷問に夢中って！私も拷問受けてたようなもんなんですけど！』
「あはは、拷問なんて酷いなぁ。ちょっと脅しただけじゃん」
『ちょっとじゃなかったからね！？確実にちょっとじゃなかったからね！？』
パソコンを打っている背後からポンと肩に手を置かれて
「あと30分で終わらなかったら……ね？」
とか耳元で言われた時の私の精神的苦痛を想像したことあるか？
そんなことを考えていると、ふとアジトの扉が開いた。誰か帰ってきたのかな？そう思って扉の方を見る
『…………え？』
思わず目を疑う
アジトに連れてこられたのはゴンとキルアだった
『………っキル』
キルア、ゴン！どうしてここに！？
そう叫ぼうとした声はキルアの視線に制された
(黙ってろ！！)
キルアのそんな声が聞こえてきた気がした
その後も2人は私のことなんて知らぬ存ぜぬで接した。多分作戦があるんだと思う……
うん、でもさ、なんか無視されてるみたいで悲しい
どうやら2人は旅団にかけられた懸賞金を手に入れようとして、逆に捕まってしまったらしい。
フィンクスさんがキルアから取り上げた懸賞金のかけられた写真を見せてくれた。……あれ？
『……あの、なんか私に限りなく似た人物がリストに載っているんですが』
「安心しろ。お前ね」
『あー、そっかー私かー。こんな似た人そうそういないもんねー………って馬鹿ぁ！！』
思わず地面に崩れ落ちた
なんで私が20億の賞金首になってるんだ。麦わらのル◯ィも真っ青な懸賞金だな。おい
『私、蜘蛛じゃないもん！巻き込まれた可哀想な一般人だもん！やだもう帰るぅううう！』
「は？おい、ちょと待つね！」
パニックになってた私はフェイタンさんの制止の声もスルーしてアジトを出た
今思えばここで止まってればよかったのにな
“懸賞金”
(フェイタン、Aどうするんだ？)
(……とりあえずほっとくよ)
(あー、今夜オークション襲撃するしここにいると逆に危険かもしれないもんね。フェイタンやっさしー)
(シャル黙るね)
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ナオミ(プロフ) - 7年経って愛を叫びます (2022年8月20日 22時) (
レス) @page32 id: 835501e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
あのね - 私も乗って2年経った今愛を叫ばせて下さいありがとうございます作者様大好きです。 (2022年2月20日 0時) (レス) id: 453c535205 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごい五年経った今愛を叫ばせてください大好きです (2020年2月8日 17時) (レス) id: 9f43f80fe7 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - Mizさん» ありがとうございます！！光栄でございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2016年10月23日 17時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
Miz(プロフ) - ほんと面白い！笑 (2016年10月17日 19時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2015年5月2日 10時
