《H×H》勉強とか就職とか色々面倒くさいのでハンターを目指そうと思います1（ギャグ&逆ハー）

7、ハンター試験開始 ページ8

キルアがいなくなり、辺りを見回すとさっきよりも人が増えていた


そろそろ試験始まるかな？

ゲーム、セーブしとこっと
カチカチとコントローラを操作していると



「ぎゃあぁ〜っ！！」



突然、会場をつん裂くような悲鳴が聞こえた



その声が発せられた場所からザザザザッと人が離れる。隙間からその様子が見えた

そこには両腕が消えて叫んでる人と、ピエロみたいな格好をしてる人がいた



周囲が唖然としてる中、ピエロの男は楽しそうに笑いながら口を開いた




「アーラ不思議❤腕が消えちゃった♠タネも仕掛けもございません♠」


「気をつけようね♦人にぶつかったらあやまらなくちゃ♣」



…え、ぶつかって謝らなかっただけで腕無くなったの？

許してあげようよ！そんくらい！


と、まぁチキンの私が声を高々に言えるはずもなく心の中で叫んだ








“ジリリリリリリリリリ”




次の瞬間、会場中にめざまし時計のような音が響き渡った

音の発信源の方を見ると、紳士的な格好をした男の人が立っていた



「ただ今をもって受付け時間を終了いたします。これよりハンター試験を開始いたします」



その言葉を受けて、会場にピンと糸が張り詰める

いよいよ、始まるんだ






「ハンター試験は大変厳しいものであり、運が悪かったり実力が乏しかったりすると怪我したり、死んだりします＿＿＿＿それでも構わないという方のみついて来てください」


『え』




死ぬ可能性あるの！？
そんなにヤバイの！？

もっとハンター試験のことちゃんと調べておくんだった。遺書とか書いとくべきだったかな





『……まぁ、でもなんとかなるか』


最悪、危険が及びそうなところでギブアップすればいいし！


試験管と一緒に進み始めた受験生と共に、私も一歩足を踏み出した







“ハンター試験開始”




(死なない程度に頑張ろうと思います)


(それにしても、あの試験官どうやって喋ってるんだろう。口ないじゃん)

8、反則？いやいやセーフですよ→←6、毒入りジュース

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す