《H×H》勉強とか就職とか色々面倒くさいのでハンターを目指そうと思います1（ギャグ&逆ハー）

25、ゾルディック ページ26

あれから随分と時間が過ぎた


ヒソカさん達とトランプしたり、漫画読んだりしてたけどさすがにもう飽きた。

だって一回も勝てないんだもん！嫌になるわ！トランプを投げ出してうなだれていると、ヒソカさんが口を開いた




「そういえばA♦ギタラクルの正体わかったんだろ？驚いた？❤」


『え、あぁ、ものすごく美人で驚きました』


「……そうじゃなくて♠」


『？』




ヒソカさんは少し驚いた顔をした




「ゾルディックって聞いたことない？♣」


『どこかのブランドですか？かっこいいですね』



「……❤」

「……俺のファミリーネームなんだけど」


『あ、イルミさんの名字でしたか！道理で聞いたことあるはずだ！』




え、でもそれのどこがイルミさんの正体に関係あるんだろう？





「ゾルディック家。有名な暗殺一家だよ♦」





ヒソカさんが妖しく笑って言った





『…………え』


「………………。」




困惑したような表情を浮かべるAを俺は静かに見つめた

三次試験、そばで一緒に過ごしてきたパートナーが殺人鬼だと知った彼女はどんな反応をするんだろう

するとAは伏せていた顔をパッとあげて焦ったような顔で言った




『もし私への殺しの依頼が来たら断ってくださいね！？』





…こいつ、馬鹿かもしれない






「心配しなくても俺たちゾルディック家の暗殺依頼は高額だから、君の暗殺なんて安そうな依頼は引き受けないよ」


『なっ……！わかんないじゃないですか！高い金で私の暗殺を依頼してくれる人だっているかもしれないじゃないですか！？』


「君は殺されたいの？生きたいの？どっちなんだい？❤」





だって、なんか私の命の価値が安いって言われたような気がして悲しくなったんだもの




暗殺一家かぁ……。
ジャポンで過ごして平和ボケした私はそういうのがあるなんて知らなかったな。

まぁ、でも





『イルミさんは私の中ではなんだかんだ言って優しい人ってインプットされてるので、別に殺し屋でも驚きませんよ！』


「…………！」









“ゾルディック”


(それは由緒正しきエリート暗殺一家)


(あれ、イルミさーん？反応が無い…ヒソカさん、イルミさんが石になりました)


(優しいなんてはじめて言われたから驚いてるんじゃないかな♦)


(？)

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