《H×H》勉強とか就職とか色々面倒くさいのでハンターを目指そうと思います1（ギャグ&逆ハー）

22、二人組の道 ページ23

『わあぁあああ……ごふっ！！』



足場が無くなってから数秒後、私の身体は地面へと叩きつけられた

上を見ると天井が見えた。あぁ、あそこから落ちてきたのか結構高いな。なんか私ちょっと頑丈になった気がする。


前を見ると張り紙が貼ってあり、その下の机には手錠がひとつ乗っていた




『えっと…なになに。ここは二人組の道。手錠で二人の手を繋ぎ、その状態で試練を乗り越えなければならない』



あ、この道は仲間がいるんだ！やった！心細くない！

でも…あんまり変な人とじゃないといいなぁ





『さてと、とりあえずもう一人が来るのを待とう！』



後から来た人が落ちてきた時、真ん中にいると下敷きになるかもしれない。はじの方によっていようと後ろを振り向いた

後ろを振り向いた私の視界にうつったのは、針だらけの不気味な顔だった






『ぎゃあぁああ！！お化け！？……って…あ、ギタラクルさん…か』


「カタカタカタカタ」



背後に静かに立たないでほしい。って、あれ？この人いつからいたんだろ。

まぁ、どうでもいいか



『パートナー、ギタラクルさんでよかったです！よろしくお願いします！』


「うん…ねぇ、疲れたから変装解いていい？」


『え』



そう言うとギタラクルさんは顔に刺さってる針を次々と抜き始めた。




『ぎゃぁああ！痛い痛い痛い！絶対痛い！うわぁああ！なんか顔が歪んでる！いやぁああ！』





見ていられなくなって両手で顔を覆う

少しするとベキベキいってた効果音がおさまり、静かになった




「ねぇ」


『嫌だ嫌だもうあれトラウマ決定だよ』


「ちょっと」


『絶対夢に出てくる…』


「聞いてる？」


『そうだ。嫌な記憶を消去する機械、前作ったからそれを使えば……』





「これ以上俺を無視するんなら、脳に針刺して思考矯正させるよ」


『Aさん思考復活いたしました！……って、え？』



恐ろしい台詞を聞いてむりやり意識を戻した私の目に飛び込んできたのは、黒髪長髪の美人さんだった




『……なんで』


「？」


大きな黒い目をくりくりさせて首をかしげる



『なんで、そんな美人さんなのに下着ドロなんてしたん……って冗談です！痛い痛い痛い！』


「いい加減その設定から離れなよ。変装はしてるけど下着ドロが理由じゃないから」









“二人組の道”


(モヒカン針男さんは黒髪美人さんでした)


(ちなみにギタラクルさん下着ドロ説は一次試験の時に定着しました)

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