お子ちゃまじゃないもん【二口堅治】（甘） ページ5
『堅治ってばよくそんなすっぱいグミ食べることできるよね〜』
「そう？美味しいじゃん」
そう言って彼はまた一つ口にグミを放り込むと、私にグミの袋を差し出してきた。
いらない、と首を振ったら「この美味しさがわかんないとか、Aはお子ちゃまだな」と笑ってきた。
味覚でお子ちゃまとか決めつけるな。
このナイスバディを見てから決めろ。あ、はい冗談です。ナイスバディとか嘘です。ごめんなさい
『すっぱいところがなければ美味しいけど、わざわざそんなすっぱい思いをして食べたくないよ』
「ふーん……じゃあすっぱいところがなければ食べるの？」
『んー、そうだね。甘いグミなら私もよく食べてるしね』
今度、あげるから食べてみてよ。と笑いかけて堅治の方を見ると、彼は不気味なくらい爽やかな笑顔でこっちを見ていた。
『……あのー、なんか笑顔が怖いんですけど』
これは何かを企んでる笑顔だ。
「気のせい。気のせい。ほら、おいで」
そう言うと堅治は座ったまま両腕を大きく広げた
『いやいやいや、今あなたの腕の中に捕まったら二度と抜け出せないような気がする！本能が危険って言ってる！』
慌てて距離をとろうとしたが、足首を掴まれてそのまま堅治の腕の中にずるずると引きずり込まれた。
男女の力の差ってもう少し平等にするべきだと思うんだ。うん。
今、私の身体は堅治の長い足にはさまれ、向かい合う状態になっている
二人の視線が交わる
『っ……顔近いって……』
「はは、こんくらいで照れるなんてやっぱAはお子ちゃまだな〜」
『なっ……！』
だから、私はお子ちゃまじゃない！！
そう言おうと開いた口は堅治の口に塞がれた。
半開きだった口は彼の舌でこじ開けられた。
直後、甘い何かが私の口に滑り込んできた。
それが、さっき堅治が食べてたあのすっぱいグミだと気付いたのは唇が離されて息を整えた後だった。
「すっぱいとこ食べてあげたから甘いでしょ？」
彼は妖しく笑った。
「これからは、俺がすっぱいところ食べてから口移しで食べさせてあげる」
だから、早く慣れなよ。
お子ちゃまなAちゃん。
きっとお子ちゃまな私には
あのすっぱいグミの味も
彼との甘いキスにも
慣れることはできないんだろう
“お子ちゃまじゃないもん”
(ま、キス一つで顔真っ赤にするお子ちゃまなAが俺は好きだよ)
(っ……ずるい！！)
好きなタイプ【国見 英】（甘）→←貴方の香りに包まれて【月島 蛍】（甘）
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赤羽 - くっっっっくっくにみちゃんかわいい (5月7日 23時) (
レス) @page28 id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
紅月。 - 恋愛げぇむやばいですね！心臓持たない！ (2021年8月13日 23時) (レス) id: 9bccb615c4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 主人公大好きかよ！愚問だったね！大好きだったね！もちろん私も若利君大好きd（ﾌﾞﾍﾞﾗ殴 (2018年8月15日 22時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - そんな！若利君！健気すぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！ (2018年8月15日 22時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - みんみんさん» コメント気づかなくてごめんなさい！アイディアが浮かび次第、他のキャラで書くつもりです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2014年9月9日 20時
