恋愛げぇむ【影山飛雄】（甘） ページ22
『あー！もう◯◯君ったらカッコよすぎる！』
スマホを胸に抱えてゴロゴロッと床で悶えた。何がカッコいいかって？
このスマホの乙女ゲームの登場人物がイケメンなんですよ。ボイス付きの甘いセリフに私のドキドキレベルはMAXだ
「……おい、誰だそれ」
ゲームの中のイケメンの甘いセリフによって脳内お花畑になってる私の耳に、彼氏である飛雄のやや不機嫌そうな声が届いた
あはは。彼氏の部屋に遊びに来てるっていうのにスタミナが貯まったから、ついアプリを起動しちゃった
『ゲームの中の私の彼氏の◯◯君のことだよ』
「は？彼氏って……貸せ」
そう言われて半ば無理やりに携帯を奪われた
数秒間、画面を凝視して飛雄は顔を上げた
「……これが彼氏か？」
『あ、うん』
彼氏っていっても、ゲームの中だから浮気じゃないよ。現実世界では私の彼氏は飛雄だけ！
そんな風におどけてみせようと思った……だけど
『……えっ…………わわっ！？』
腕を掴まれて床に押し倒されて、その言葉を続けることは叶わなかった
『ちょ、飛雄っ……！？』
「いい度胸だな」
そう発した彼の口が私の口を塞ぐ
『……っ！んんむ』
いきなりのキスに急に対応できるはずもなく、私の体内の酸素量は直ぐに限界がきた。新しい酸素を欲して身をよじるが、飛雄が私の身体をガッチリと押さえつけていて逃げられない
苦しい、離して、と目で訴えるも彼は目が合うと楽しそうに目を細めるだけで力を弱めない
酸素不足からか段々抵抗する力も弱くなり、飛雄のなすがままにされる。数秒後、彼は口を離し自分の唇をペロリと舌で舐めてから言った
「お前の彼氏は誰だ？」
あぁ、彼にスイッチが入ってしまったらしい。こうなってしまった飛雄に私はもう逆らえない
『……飛雄です』
「あぁ。お前の彼氏は俺だけだ」
そう言って床に落ちていたスマホのアプリを長押しして、削除画面を出してそれを私の方に向けて言った
「消すぞ」
問いかけではない。これは命令形
逆らうことはできない
次の瞬間、スマホの画面には《アプリを削除しました》と表示された
せっかくレベル上がってたのにな……と内心しょんぼりしていると、飛雄が私の両頬を両手で掴み強制的に目を合わさせてからこう告げた
「俺がお前を満足させてやるから、彼氏は俺だけで充分だ」
“恋愛げぇむ”
(独占欲強目系男子)
(お前は俺だけのものだ)
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赤羽 - くっっっっくっくにみちゃんかわいい (9時間前) (
レス) @page28 id: fb7eac3486 (このIDを非表示/違反報告)
紅月。 - 恋愛げぇむやばいですね！心臓持たない！ (2021年8月13日 23時) (レス) id: 9bccb615c4 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - 主人公大好きかよ！愚問だったね！大好きだったね！もちろん私も若利君大好きd（ﾌﾞﾍﾞﾗ殴 (2018年8月15日 22時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - そんな！若利君！健気すぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！ (2018年8月15日 22時) (レス) id: 9aa2f2467a (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - みんみんさん» コメント気づかなくてごめんなさい！アイディアが浮かび次第、他のキャラで書くつもりです！ (2018年3月30日 21時) (レス) id: e1e6319445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜美
| 作成日時：2014年9月9日 20時
