第24松 ページ25
Aにミルクをあげる。
猫の時も、Aはミルクが大好きだった。
コップに注いだものを渡すと、笑顔で受け取った。
…もう、寝る時間だな。
寝る場所はどうしようか。
さすがにあの布団の中にAを入れるわけにはいかない。
だからといって…1人居間に寝かせるのは、嫌だ。
「あ、一松。Aちゃんの寝る布団、母さんが準備してくれたよ」
「え、母さんが?」
「うん。さっき説明したら、娘みたいでうれしいから住まわせちゃいましょうって」
「で、寝る布団…?」
チョロ松兄さんに促され、寝室へ向かう。
そこには、いつも寝ている布団の横に一つの小さめの布団。
俺の隣。
「よかったね、一松」
チョロ松兄さんが微笑んでくれて、少し安心した。
みんな、Aのことを理解してくれている。
母さんも。
「A、寝るときは俺の隣ね」
「うん!」
「えー!猫、俺の隣で寝ないのー!!」
「僕の隣でもいいんだよ〜?」
「俺でもいいんだぜ、カラ松girl」
このままだと寝る場所合戦になりそうだ。
まぁ、絶対にこの場所は渡さないけど。
「そろそろ寝るよー、みんな、歯磨いて着替えて」
「「「はーい」」」
チョロ松兄さんがお母さんに見えた一日だった。
.
.
.
.
俺の横には、小さな布団で丸まっているA。
他の奴らは酔いに酔って爆睡。
俺は、Aの寝顔を見ながら眠った。
1053人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピエロ - ヤバい。この一言に尽きます。 (2016年1月31日 14時) (レス) id: f72c683019 (このIDを非表示/違反報告)
Rei ☆ ミ - ヤバッ!!猫耳夢主とかチョー↑萌える (2016年1月15日 23時) (レス) id: 55b3e272b5 (このIDを非表示/違反報告)
無音 - おいしい( (2016年1月6日 2時) (レス) id: 274463ee26 (このIDを非表示/違反報告)
カノLOVEにこにー - え、めちゃくちゃ神作( ・_・ )更新頑張ってください!! (2016年1月5日 9時) (レス) id: 694daa01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきっち - わぁああああ////一松ヤバイです大好き!!トド松も好きだぁ〜!更新頑張って下さい! (2016年1月5日 1時) (レス) id: ee1b30da71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:せいや | 作成日時:2015年11月15日 15時