本心なんか・・・ ６ ページ41
『ん・・・』
何か違和感を感じる・・・。
Aは薄っすらと目を開いた。
目の前には鍛え上げられたエースの胸・・・。
『うがっ・・・！』
慌てて口を押さえた。
ここで大声を出してエースを起こすより、スルッと抜けた方が効率的だ。
Aは体をずらしてエースの腕からすり抜けた。
エースは起きもしない。
『びっくりしたぁ・・・』
外はもう、薄明るくなっている。
Aは音を立てずに外へ出た。
昼間の気温に比べれば涼しいと感じるだろう。
『んぁ〜いい朝！』
＿起きたか？＿
『おはよ！』
＿涼しいな＿
『快適な温度ね』
「Aさん、おはよう。」
『ビビっ！おはよ！』
ビビの他に、ルフィとチョッパーも起きてきた。
「昼間の温度が嘘みたいだ・・・」
「砂漠は寒暖差が激しいのよ。」
「飯ィ〜！！」
ルフィはサソリを突いて遊んでいる。
チョッパーがそれにビビッている。
「ふあ〜・・・。」
エースが起きたらしい。
「おはようございます。」
「あぁ。」
Aはエースと目を合わせない。
「んだよ、今更照れてんのか？」
『ちっ、違う！！』
「照れるなって。」
『照れてねェよ！！』
ササァー・・・。
微風が吹いた。
すると、何か嫌な予感がしてAはテントとは反対側を見つめた。
チョッパーとノエルも反応している。
「どうした？お前ら。」
『しっ。』
耳を澄ませて目を瞑った。
すると微かに聞こえるゴォーという音。
「来る。」
チョッパーが呟いた。
＿おいおい、やべェぞ！！＿
『砂嵐！！！』
「は？何も見えねェぞ？」
『来る！！』
Aの言葉と共に姿を現した巨大な柱。
「大きすぎる！！！」
ビビが目を見開いた。
『逃げろ！！』
間に合うはずも無い。
砂嵐は皆を飲み込んだ。
Aは近くの岩の陰に隠れた。
物凄い音が吹き荒れる。
『っく・・・』
風に体を持っていかれそうになるのをジッと堪えた。
数秒で過ぎ去った砂嵐。
辺りは砂で埋め尽くされている。
テントの端が見えているだけだった。
『みんな大丈夫かな？』
と、目に入ったフサフサな尻尾。
『ん・・・？あっ！ノエルだわ！！』
Aは駆け寄って引き抜いた。
＿ぶはぁっ！！死ぬかと思った！！＿
バサバサバサッと姿を現したノエル。
エースも自力で抜け出してきた。
次々に砂から顔を出すみんな。
『全員、無事だったようね。』
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霊気エーテル(プロフ) - 自分で書いてちょっと満足ｗｗｗ (2015年12月16日 22時) (
レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
霊気エーテル(プロフ) - どもどもです！！うれしいですねぇｗｗがんばりますよｗｗ (2015年12月14日 22時) (レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
もっちー。＆(''ω'')＆ - テストお疲れ様です!!更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2015年12月14日 21時) (レス) id: dfbc9bced6 (このIDを非表示/違反報告)
霊気エーテル(プロフ) - お久ぶりです！テスト終わったので更新姉と交代でしていきます！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
もっちー。＆(''ω'')＆ - お久しぶりです!!とても面白いです!!霊気エーテルさんの作品大好きです (2015年12月12日 18時) (レス) id: dfbc9bced6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霊気エーテル | 作成日時：2015年10月22日 1時
