好きじゃない・・・はず ３ ページ24
「飲んでるかー！」
いや宴とか開く必要ないでしょ・・・
完全にムードに呑まれたA。
Aはノエルを置いてその場を退いた。
『冗談じゃない。今夜にもここ出てあの火男から逃げないと・・・。』
でもナノハナに戻るには船がいるし・・・。
ないんだよなー。
しかもこの船には脱出用の小船がない。
『あっ！』
ノエルを大きな鳥かなにかに化けさせていくってのは名案じゃない！
そうしよう！
Aは一人借りた部屋に戻った。
きっとみんな酔いつぶれてくれるから逃げやすいだろうし、仮眠でもとっておこう。
『でも久しぶりね。こんな人数の人たちと一緒に過ごしたのって。』
別に楽しいというわけじゃない。
懐かしいと感じただけだ。
父が凶器に狂うまではあんな風に毎日が楽しかったっけ？
父にも責任があった。
でも恨むべきは・・・
『ゴールド・ロジャーのせいよ・・・。』
海賊だった父はロジャーに負けて海賊をやめた。
そして海賊王が処刑されてから気が狂っていったらしい。
最後には母を手にかけて私を殺そうとした。
死んでも生きていても・・・存在が私の人生を狂わせたのよ。
ゴールド･ロジャーだけは死んでも許さない。
『あぁ！もう！！』
行き場のない怒りに苛まされてムシャクシャする。
『もう寝よ。』
だがこんなことを考えていては眠れない。
『・・・少し起きていようかな。』
海賊王・・・許さないわ。
永遠に恨んでやる！
憎んでやる！！
『はぁ、そういえば今日は暦で言うと満月よね。』
無性に月が見たくなってドアノブに手をかけた。
ガチャ…
夜にはなっているものの辺りは月光で青白く染まっていた。
『ミラクルムーンね。珍しい。』
ここまで月が光を放ったのを見たのは何年ぶりだろう。
＿おーい。＿
『あっ！ノエル！！』
＿元気かぁ？＿
『え・・・。もしかして酔ってる？お酒飲んだの？』
＿何か変なにおいするやつ飲んだー。＿
『呑まされたんだ・・・。』
これじゃ逃げられないじゃん！
『部屋で休んでな。』
気を抜きすぎなのよ。
Aはノエルのためにドアを開けた。
『しっかり休みなさいね。』
＿おーう！＿
完全に酔ってるな。
『もう少し月を見ていよう。』
月がきれいに洗い流してくれるかもしれない。
過去の汚れを・・・。
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霊気エーテル(プロフ) - 自分で書いてちょっと満足ｗｗｗ (2015年12月16日 22時) (
レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
霊気エーテル(プロフ) - どもどもです！！うれしいですねぇｗｗがんばりますよｗｗ (2015年12月14日 22時) (レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
もっちー。＆(''ω'')＆ - テストお疲れ様です!!更新頑張ってください!!楽しみにしています! (2015年12月14日 21時) (レス) id: dfbc9bced6 (このIDを非表示/違反報告)
霊気エーテル(プロフ) - お久ぶりです！テスト終わったので更新姉と交代でしていきます！！ (2015年12月14日 21時) (レス) id: 7371fe931b (このIDを非表示/違反報告)
もっちー。＆(''ω'')＆ - お久しぶりです!!とても面白いです!!霊気エーテルさんの作品大好きです (2015年12月12日 18時) (レス) id: dfbc9bced6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霊気エーテル | 作成日時：2015年10月22日 1時
