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鴎外さん ページ5
そのあと、私は森さんにつれられ、寮を一周した。
寮は玄関とリビングが繋がっていた。
て、そこから階段や扉で各個人の部屋や、キッチンに繋がっているらしい。
イメージ的にはハリ●タの談話室みたいに階段が何本かあり、そのしたにも扉がある感じだ。
私の部屋は正面の階段の上で結構広く、寮にキッチンもトイレも大浴場(五人用の寮なのになんであるんだろう?)もついているのにすべてマンションの一室のようについていた。
家具は小物以外はもとからついていて更に驚いた。
隣では鴎外さんが丁寧に説明をしてくれていた。
「まあ、建物の説明はこれくらいで充分だろう。」
「はい、ありがとうございます、森先輩。」
森先輩は一つ、年上ということでこうよんだ。
「いやいや、感謝には及ばない。ところで子リスちゃん。」
「はい?なんですか?」
「その森先輩というよびかたはやめなさい。」
なんでだろう、失礼な呼び方ではないはずだ。
「呼ぶなら鴎外さんと呼びなさい。せっかく僕がお前と仲良くなるためにあだ名をつけたのに、それでは意味がないだろう?」
「はい、わかりました、鴎外さん」
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