猫を飼い始めました。 (ページ7)

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昇格ページ7

さて、さっきの本の続きを読んでしまうか。
気になって仕方ない。
きっとAはこの船に戻ってくるはずだ。
何故かわからないが、そう思う。

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チリン…

ほら、やっぱり戻ってきた。

コトンッ

何の音だ？見に行くか。

「…缶詰？Aが持って来たのか？」

“にゃぁ”

あ、また行っちまった。

しばらくすると、またAが缶詰を1つ咥えて帰ってきた。

「Aも食糧の調達に行ってきたのか。良い心構えじゃねぇか。」

わしゃわしゃと撫でてやると、また船から降りて行ってしまった。

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ゴトゴトッ

この音はクルーじゃない。
あともう少しで読み終えるってのに、邪魔すんな。

「誰だ。」

「よぉ、兄ちゃん。大人しく積荷を出してくれりゃ何もしねぇよ。」

「誰だと聞いてる。」

「けっ！面倒くせぇな！勝手に貰ってくぜ！」

面倒くせぇのはお前らの方だ。

“ROOM”

「あ！痛っっっ！なんだ？！この猫、噛みやがった！！」

ん？Aいたのか。

“シャンブルズ”

「A、十分だ。よくやった。」

さて、切るか。

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「おい、A。ただの居候かと思ってたが、ちゃんと仕事できるじゃねぇか。クルーに昇格してやってもいいぞ。」

“にゃぁ”

チリン…

また行っちまった。