猫を飼い始めました。 (ページ18)

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喋る猫ページ18

「A、何でここに「海軍が隠れて待ち伏せてる！」
「「「喋った？！」」」

そのことを教えるために？あれだけ、自分のこと隠していたはずなのに。
いや、そんなことより、

「A、とりあえず落ち着け。なんでお前がここにいるんだ？」
「「「ぇえ？！キャプテン突っこまないの？！」」」

そういや、コイツらは何も知らないんだったな。

「長くなるからその話は後でする。」

どんだけ焦ってんだ。

「50人くらいいるの。1人大佐って呼ばれてる偉そうで強そうなのもいるの。大柄で大きな剣を振り回すの。」

「そうか。」

…それだけか？

「早く知らせなきゃと思ったの。」

「そうか。」

…それだけのために？

俺たちのこと心配し過ぎだ。
やっぱりお前は鈍臭いな。

撫でてやるから、とりあえず落ち着け。

「落ち着いたか？」

「え…？」

くっ、可愛いヤツめ。

「大佐1人の50人だけとは、海軍に舐められたもんだな。先に片付けとくか。」
「じゃあこのまま上陸でいいっすね？」
「あぁ。」

もとより、そのつもりだったしな。
にしてもA、なんて顔してんだ。

「心配するな、すぐ戻る。Aは船にいろ。勝手に降りるなよ。行くぞ。」
「「「アイアイキャプテン！」」」

さっさと終わらそう。
早くAのことが知りたい。