猫を飼い始めました。 (ページ2)

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ひょっとしてページ2

チリンッ
チリリンッ

「出た！猫パンチ！」
「お！A、なかなかやるなぁ！」
「こっちこっち！ほれ！」

ったく、アイツら、さっきからAと遊んでばっかじゃねぇか。

「あっ！危ないっ！」

ガシャァンッ

ほら見ろ。
あんなところに物を置きっぱなしにしてるからだ。

「っく、痛ってぇ。」
「シャチだいじょーぶか？」
「Aのヤツ、やりやがったなぁ…」
「しゃあない。さ、片付けるぞ！」

あぁ、A…
そこはきっとホコリまみれだ。
お前のようなフワフワがそんなところを歩き回るべきではない。

「おい。」
「あ…キャプテン、ごめんなさい。掃除しときます！」
「ことのついでた。船全体掃除しとけ。」
「「え？！」」

「ベポ、Aを洗ってやれ。」
「アイアイ、キャプテン！よし、A行くぞ！俺について来い！」

“にゃぁ”

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「キャプテーン！Aきれいになったよ！」

ベポがタオルに包まれたAを抱いている。
もふもふにフワフワ…

「猫ってホントに水が苦手なんだね。」

「何かあったのか？」

「洗ってる間、Aずっと元気なかったから。一緒にお風呂入ったときのキャプテンみたいだったよ。」

ベポと風呂に一緒に入ったことなんかあったか？思い出せないが、あったんだろう。

猫は水が苦手だとは聞いたことがあるが…俺みたいって何なんだ。まさか、コイツも悪魔の実を食ったっていうのか？
やっぱり鈍臭い猫だ。

…いや、待てよ。ひょっとすると、能力で猫の姿をした人間だという可能性もある。
どこかのスパイだったりしたら厄介だ。

「キャプテン、どうかした？」

…

このフワフワが、まさかな。
考えすぎか。

「いや、何でもない。」