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立「人間を受け入れた…か」
『…"芦屋"だからかな。』
今だ驚いているイツキとハナエを他所に僕と立は会話を進める
ハナエを受け入れてしまったといっても状況は特に変化無いだろうが…強いて言えば隠世の物を食べても害はない程度だろうか
そんな事を思っていると、立が徐ろに口を開いた。
立「イツキ。芦屋くんが人間ということは現世へ帰るんだよね？」
晴「ん？…あぁ」
立「わざわざ隠世の扉を開いて？」
立法が意地の悪く笑う
『立…法律を制定する時、物怪庵からの奉公人通行を許可する事、何も言わなかった。』
立「そうか、それじゃあ…これは新しい法律だ。"主と奉公人のみ物怪庵での隠世と現世の行き来を許可する"」
そう言ったと同時にその法律が文字となって空中に浮かび上がった
それは天皇承認の印が必要な法律だという証拠だ
僕は法律制定書を呼び出して、物怪庵の項目からまっさらな頁を開いた。
『新たな法律…ここに許可する。』
その言葉を合図に本の中に吸い込まれていく文字
それらは天皇の印を最後に、しっかりと刻まれていた。
本を閉じると、サラサラと薄くなりながら何処かに消えていく
一通り仕事を済ませた僕がふぅ…と息を吐くと興味津々に僕を見ていたハナエと目が合った
芦「なんか、凄くかっこいい！Aは本当に天皇なんだね」
『…まぁ……』
皇室での書類整理をほぼサボっているけど…
人間界で長期休暇を超える程の休みを堪能してるけれども
とは…
……ハナエには言いづらかった。
やや強引ではあるが、僕から興味を逸らすために「これで隠世と現世の行き来が楽になったでしょ」と呟いてみると、立がニッコリと笑ってその後を引き継いだ
立「いい奉公人を雇えたようで安心したよ」
芦「よかった。人間てバレたけどこれで死なずにすんだ…！」
立「え？死？」
イ「つーか立法にバレても大丈夫だぞ」
またイツキが、説明を大まかにしていたからなのかハナエがそれに食ってかかっていた
彼がここまで変化を見せたのは…やはりハナエの存在だろうか
僕はそれを見てクスッと小さく笑う
立「Aも表情が柔らかくなったと私は思うよ」
『え？』
立「そうやって笑っている方が可愛いって事」
可愛さがどうとかは知らないけど僕にも変化は出ていたようだ
イツキとの生活
ハナエとの出会い
様々な出来事が僕を変え、そして物怪庵を変えていくのだろう。
変わらないこの日常が続く様に。僕はそう願った
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氷夜猫(プロフ) - 凛歌さん» 返信が遅れて大変申し訳無い！;;暖かなコメ有難う御座います！まだ見ていて下さるのならばこれからも何卒宜しくお願いします！ (2017年10月15日 10時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
凛歌 - 友達から勧められて読んでみたんですが、とても面白かったです！更新頑張ってください！！(^^)y (2017年8月8日 16時) (レス) id: bd63f33454 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 翔也さん» 暖かなコメントを有難う御座います！確かにあまり知られてないですよね…そのお気持ち分かります(´ー｀*) (2017年5月20日 15時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
翔也(プロフ) - モノノケ庵なのじゃぁぁぁぁ！！面白いです！更新頑張って下さい！僕の周りにモノノケ庵知ってる人少なくて悲しい. : * ~ * : . _ . ( 寂 ´ ・ ω ・ ` 、 ) ｼ ｮ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ﾎ ﾞ ｰ ﾝ (2017年5月12日 7時) (レス) id: 8a71459d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 x他1人 | 作成日時：2017年4月1日 8時
