依頼と再会＿弐 ページ25
太「はぁーい、そこまでー」
芥「なッ……」
綺麗に着地した自分は太宰が両手を広げるのを真後ろで見ていた
一方芥川は突然の登場に驚きを隠せないでいるようだ
太宰の能力である【人間失格】に触れたことにより中島敦と芥川龍之介の能力は無へと化す
ドサりと倒れる敦…
樋「貴方、探偵社の＿！何故ここに」
太「美人さんの行動が気になっちゃう質でね」
胸元から取り出した盗聴器の本体をぶら下げて「こっそり聞かせてもらってた」と話す太宰に密かに変態と零すA。
今に始まった事では無いので然程気には止めなかったが、樋口のポケットより出てきた盗聴器を見て女性のポケットに手を突っ込むとは…と軽蔑の視線を送る
そんな視線を無視するかのように敦に近寄った太宰
太「ほらほら起きなさい敦君。3人も負ぶって帰るの厭だよ私」
貴『…何人だろうが負ぶらないでしょう貴方。』
呑気に話をしていると帰さないと銃を構える樋口。その後に芥川が不気味な笑いをこぼす。
芥「太宰さん…空海さん。今回は退きましょう＿＿しかし人虎の首は必ず僕らマフィアが頂く」
何で？と問えば闇市で七十億の懸賞金が掛かってるという。
これはなかなか引かないだろう話だと思いながら敦に視線を移すA、こんな子供が裏社会に巻き込まれるとは何と腐った世界なのか…
太「やって見給えよ＿＿やれるものなら」
ドスの聞いた声に視線を戻すと"あの時"を思い出させる表情で芥川を見つめる姿があった
貴『……こればかりは…付き合いましょう。』
まともに依頼を引き受けない太宰がここまで本気の表情をしているのだ、いつぶりだろうか。
そんな事を考えていると樋口が食いついてきた
何でもマフィアを敵に回したらどうなるかわかっているのか的なことを遠回しに。
そんな事。
君よりも知っている、太宰さんよりも、芥川よりも
ここに居る誰よりも自分はそれを知っている。
太「知ってるよその位」
芥「然り。外の誰より貴方はそれを悉知している元マフィアの太宰さん、空海…いや、"森"Aさん。」
貴『……』
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氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします！ (2016年5月29日 12時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして！まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました！(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも！ (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910
作成日時：2014年12月20日 13時
