番外編2【ｴｲﾌﾟﾘﾙﾌｰﾙ】 ページ22
キョロキョロと左右を見渡してまさかと思い治のいた足元辺りを見ると
何か…デジャヴ…
太「わぁー」
貴『馬鹿なの…?』
溝に足を突っ込んでいた。
この光景は確か不意の怪我をどうちゃらこうちゃらと書いてある本を読んでいた時にもやらかした思い出がある
本当にこいつ迷惑だな。
太「………うふふ」
♦
貴『…』
なんと言葉を発したら良いのかわからない
あの後現場に行く道で絶対渡らなくてはならない橋を渡ったのだか
貴『はぁ…』
太「どうしたの？ため息ついて」
貴『誰のせいだと…！』
太「ほらほら疾く行くよ」
貴『！？』
入水だと行って飛び込む様子もないどころか川に見向きもしない。
巨乳の美女が通っても心中の申し込みをしないどころか口説こうともしない。
…おかしい
変なきのこでも食ってきたか？
太「あの跡は…って仕事をするんでしょ？Aー？」
貴『貴方が言っても……説得力、ありません…』
そう、普段の治なら説得力なんて微塵もない
普段の治なら。
…探偵社だけではなくマフィアの仕事ですら真面目にしない男だ。
そんな男が今探偵社の仕事を真面目にやっている
どうせ数分もすればいつものようにサボるだろうと考えていたが
そうでもなかった…
♦
カタカタと1台のパソコンのキーボードを打つ音のみ聞こえる探偵社内。
会話一つせず皆一点を見つめていた
国「これはどう言う事だA」
貴『…自分に聞かれましても……』
敦「あ、あれが太宰さん？」
貴『紛れもない太宰治本人です。』
現場を調べ帰って来たと思えば治はゴロゴロせずに真っ先にパソコンに向かい何やら作業していたのだった
太「〜♪送信っと〜♪♪」
貴『？』
自分の業務用デスクに置かれたパソコンに反応があり中を確認しようと起動させた時
治は探偵社をいきなり飛び出していった
そして確認するや否や国木田さんにチクる自分
国木田さんは内容を読むなり大激怒した
太「あんの包帯無駄遣い装置！！唐変木！！！」
その声は治の耳に届いていたとかいないとか…
《やあ今日はエイプリルフールだね！てことで私今日だけ真面目に働いてたし1週間分働いたからね
その分休ませてもらうよ後の事は宜しく国木田君、A》
治にとってのエイプリルフールは少しやり方が違うらしい。
異常が正常であり正常が異常である男のエイプリルフール…
.｡:+*END*+:｡.
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氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします！ (2016年5月29日 12時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして！まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました！(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも！ (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910
作成日時：2014年12月20日 13時
