敦の入社試験_肆 ページ15
「ここに追ったかァ!この、包帯無駄遣い装置!」
貴『あぁ国木田さん…』
太「……国木田君、今の呼称はどうかと思う」
敦「。。。」
皆思い思いの言葉をこぼす
敦にあたっては苦笑いの無言状態だが
国「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ!疾く来い!」
太「朝から元気だなあ…あまり怒鳴るとそのうち痔に罹るよ?」
国「何、本当か!?」
…非常事態にこの様な会話をする暇はないだろう
そもそもこれは入社試験の一番大事なスタートではないか
そう思いはするもののなかなか話す気が起こらずただ目の前で繰り広げられるこの光景を黙ってみていた
その時、痺れを切らしたのか飽きたのか敦が口を開く
敦「あの……「非常事態」って?」
そこで思い出したのか国木田は焦りながら人手が要るから探偵社に来いと急いでいた
話を聞くところによると人質を連れて立て籠もったらしく社長を出せと言っているらしい
貴『彼が…爆弾魔?』
国「あぁ、探偵社に恨みがあって合わせないと爆破するぞと言っていた」
太「うちは色んな所から恨み買うからねえ」
貴『それにあれ高性能爆弾…部屋が一つ無くなりますよ……』
太「何かを被せて爆風を抑えるって手もあるけど……この状況じゃなぁ」
考え込む4人
そして一番初めに口を開いた人物は
太「会わせてあげたら?社長に」
国「殺そうとするに決まっているだろう!それに社長は出張中だ!」
とんでもない事を言い出す
一番初めに言う奴に限ってまともな答えはないものだ
貴『まずは人質の解放ですよ…』
そう一声かけると国木田と太宰はハッとし急に構えだす
その雰囲気は今にもバトルが起きそうなそんな予感がした…
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氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします! (2016年5月29日 12時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして!まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました!(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも! (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷夜猫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910
作成日時:2014年12月20日 13時