敦の入社試験_弐 ページ13
太「やぁ、よく来たね…早速だか助けて」
呼び出された空き地に来てみると…
…何と言えばよいか。
太宰がドラム缶の中に変な形で入っているのだ
貴『何…これ……。』
敦「何ですかこれ?」
二人の声が綺麗に重なる
太「何だと思うね?」
敦「朝の幻覚」
敦が顔をしかめながら言うと太宰は違うと即答する
話によるとこの様なじさつ方法があるらしく試しに試した結果が苦しいだけでなかなか死ねないとの事…
貴『…はぁ…そのまま行けば死ねますよ安心して下さい』
敦「それにじさつなんでしょう?」
二人の言葉に太宰は心底嫌そうな顔をしながら「苦しいのは嫌だ、当然だろう?」と言うと敦はよく分からないという表情を見せる
敦「なるほど…?」
貴『それで…何をして欲しいんですか?』
太「ここから出して」
それを聞くとAはニコリと微笑むとドラム缶に足をかける
太「あ、ちょっとA、それは__いでっ」
有無を言わさずドラム缶を蹴りとばすと「昨日のお返しです」と言った
敦は昨日何があったのだろうかと不思議そうな顔をする
その表情を読み取ってか太宰が昨日家まで君を運んだんだよと教えた
いちいち言わなくてもいいだろうに
焦りながらすいません!有り難うございます!等といろいろ感謝や謝罪をしているが
そろそろ面倒くさくなり『煩いです』と言い放つと静かになった
敦「…所で同僚の方に救援を求めなかったのですか?」
貴『求めたけど相手にされなかったのでしょう?』
太「御名答、ちなみに何と答えたと思う?」
敦「死ねばいいじゃん」
太「またまた御名答」
敦はこの会話を振り返って知らぬ者なき異能力集団がこんな人たちの集まりなのかと考えると自然と乾いた笑みが零れそうになる
それはAも同じ心境であった
貴『でも…皆良い人よ…』
ボソリと呟く
その呟きは誰の耳に届くでもなく風と共に消えていった__
66人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします! (2016年5月29日 12時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして!まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました!(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも! (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:氷夜猫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910
作成日時:2014年12月20日 13時