敦の入社試験＿壱 ページ12
清々しい朝
外からは小鳥のさえずりが聞こえてくる
敦「ふぁ……ここ、どこだ……」
少し開いたカーテンの間から太陽の光が入って来ているためか暖かく感じる
否…
敦「何だか太腿だけ人が抱きついてるみたいだなぁ…」
貴『…変な言い方ですね。自分で仕向けておきながら…』
敦「うわぁぁああぁ！！！」
突然聞こえた人の声に吃驚して大声を出す
Aはその声が余りにも大きかった為、顔をしかめ「煩いですよ」と声を低くして呟く
その時だった
部屋に置かれていた携帯が音を発しブルブルと震えだした
敦「あ！えっと…！釦どれ！？」
貴『…はぁ…』
鳴り出した携帯に慌てふためく敦をため息をついて見守る
しばらくカチカチと釦を押しているとたまたま通話釦を押し無事に電話に出る事ができた
Aはその通話相手を確認するなり再び顔をしかめると長電話になるだろうと判断し敦にひと声かけて風呂場へと向かった
太「やあ、敦君新しい下宿寮はどうだい？善く眠れた？」
敦「お陰様で……こんな大層な寮を紹介いただいて」
太「それは良かった、所でAは居るかい？」
敦「さっきシャワー浴びると風呂場に行きましたよ？」
太「そうかい…じゃあ、取り敢えず助けて死にそう」
太宰の言葉を聞いて慌てて風呂場へと来た敦に対してAは多少放っておいても問題はないとゆったりしていた
貴『さてと…行きますか』
敦「遅いですよ！太宰さんが死んだらどうするんですか！」
貴『…死ぬ為にしているんでしょう？…』
敦「そうですけど…」
Aの言う事が正論で言い返せずに口篭る敦
それからは何の会話もせずに目的の場所まで歩いた
貴『確か……この辺り？…』
敦「えーっと…あのドラム缶じゃないですか？」
空き地にポツンと1つ置いてあるドラム缶に目をやる二人
そこにはドラム缶の中でいつものニコニコした顔を覗かせる太宰の姿があった
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氷夜猫(プロフ) - 桜ノ莟さん» 初めまして、つまらない作品でしたらすみません…;;頑張りますので作品共々よろしくお願いします！ (2016年5月29日 12時) (
レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ莟(プロフ) - はじめまして！まだ回覧していませんが、私と同じ名前だったので気になっちゃいました！(笑)頑張ってください^^* (2016年5月28日 21時) (レス) id: efe29be1c1 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - ニャリルさん» どーも！ (2015年8月25日 16時) (レス) id: 48665d6b6f (このIDを非表示/違反報告)
ニャリル - ちわーっす← 文豪(?)知らないけど来てみたw← (2014年12月30日 16時) (レス) id: 2fedc1766c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷夜猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/cat910
作成日時：2014年12月20日 13時
