4人の霊媒師と視えちゃう少女 ページ9
ふう…と息をつき、周囲を見渡す4人。
私が集めたのが多すぎて、泊まり込みで1週間かけて浄霊してもらった。
私はミニカップケーキを焼き、紅茶を淹れて差し入れた。
「うおー、うまそーっ!!」
「木兎うるせぇ!」
「赤葦さん、なんか似合ってますね。」
「月島こそそれっぽいよ。」
和んだ雰囲気が続き、もうみんな食べ終わった頃。
「じゃあ、もうそろそろ帰るわ。」
そんな空気の中、失礼だとは思いつつもある質問をぶつけてみた。
「あの……今更なんですがお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
あっ、私は戸田Aと申します。1週間ありがとうございました。」
「オレ、木兎光太郎!そう堅くなんなって、A!」
「癖です!」
「赤葦京治です。」
「月島蛍。」
「俺は黒尾鉄朗だ。
お前の性格上、たくさん仕事持ってきてくれそうだから、番号渡しとくぞ。
なんかあったらこれにかけろ。」
そういって私の手の中に舞い込んできた紙を見て一礼した。
「(まず、妖怪とか幽霊って分かるかな?)」
・
・
・
スマホの画面にうつる“黒尾さん”という文字の下の通話ボタンを思いきって押す。
これを押すのは何度目だろう。
そう考えていたのは中3になった春のことだった。
prrrrrr…prrrrrr…prr
『もしも…「黒尾さん!」…おい叫ぶんじゃねえ!』
「あのぉ…。」
『はぁ、またか?』
「はい……。」
『まぁ、今から行くわ。』
「お願いします…。」
暫くしてチャイムがなる。
黒尾さんたちだ。
「A〜っ!」
「木兎さん!
ってあれ?手に持ってるカバンは何ですか?」
私は引っ越しかと思われるぐらい大きなカバンを指差す。
「君が常連過ぎるから住み込むことになったんだケド。」
「この3、4ヵ月で100件以上です。」
「うわぁ……え、でも生活費とかは…?」
「それはちゃんと出すから。」
「まぁ、A親類関係者いないから俺たちが兄っていう設定で住んだら、お前もなにかと便利だろ?」
こうしてイケメンさんたちは兄として私の家に住むことになりました。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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猫リンゴ♪ - 七菜さん» ふぁっふぁっ(´;ω;`)←ありがとうございます!!面白いなんて言っていただけて…感謝しても飽きたらないほどです。期待に沿えるよう頑張ります! (2016年9月25日 22時) (レス) id: bdc4ebdb60 (このIDを非表示/違反報告)
七菜 - すっごくおもしろいです!更新がんばってください!! (2016年9月25日 20時) (レス) id: 7e5bb20c5e (このIDを非表示/違反報告)
猫リンゴ♪ - 初の掛け持ち…あんまりしたくなかったんですけど…。亀更新ですがよろしくお願いいたしますm(__)mコメントもお願いします! (2016年9月10日 15時) (レス) id: 3741886c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫リンゴ♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mukiryokusan/
作成日時:2016年9月10日 15時