ねこの町には帰れない ページ19
そのシャボン玉はある一点から小さくぷつぷつと出てくる。
それはやがて空間を切り裂きながら、奥に暗いもうひとつの空間を作り出す。
「これが…。」
「思い出した……思い出したぞ。これは逆さま森だ。」
逆さま森と呼ばれた空間をジィッと見つめる。
「なるほど。」
「てつろーくん、どうしたんですか？」
「いやよくできてるなぁと思って。
これ一応人間界との出入り口になってるっぽいんだけど…ここから出てくる時にここの記憶を忘れるような仕組みになってる。
完璧に記憶を消せるようではないけど。」
「これで…おっかあに会える！」
猫太は歓喜の感情を抑えきれないようだった。
そうと決まればすぐ動くのがこの人。
「おい、猫太！行くぞ！案内しろ！」
「命令形かよ。」
「じゃあ僕ここで待ってますねー。」
「ツッキーも行こーぜっ！」
「…ﾁｯ」
「ツッキー…。木兎からは逃げられないぜ…。」
なかなか混沌とした光景をけーじくんとぼーっと見つめる。
でも早く行きたそうにうずうずしている猫太を見て声をかける。
「あの〜、行きません？」
「そうだな！れっつごーだ！」
「「「「「おう！/はい！/はーい…。」」」」」
そして猫太を先頭にして逆さま森に足を踏み入れた。
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猫リンゴ♪ - 七菜さん» ふぁっふぁっ(´;ω;`)←ありがとうございます！！面白いなんて言っていただけて…感謝しても飽きたらないほどです。期待に沿えるよう頑張ります！ (2016年9月25日 22時) (
レス) id: bdc4ebdb60 (このIDを非表示/違反報告)
七菜 - すっごくおもしろいです！更新がんばってください！！ (2016年9月25日 20時) (レス) id: 7e5bb20c5e (このIDを非表示/違反報告)
猫リンゴ♪ - 初の掛け持ち…あんまりしたくなかったんですけど…。亀更新ですがよろしくお願いいたしますm(__)mコメントもお願いします！ (2016年9月10日 15時) (レス) id: 3741886c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫リンゴ♪ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mukiryokusan/
作成日時：2016年9月10日 15時
