2.決行の時間 後編 ページ36
「しっかし疲れたわ……。」
「部屋戻って休もうか…。」
ホテルに戻った後、みんなはテラスに行って休んでいた。それにしても、みんながぐったりしているような…？
「ねえ、なんか変じゃない？ 幾ら何でもみんな疲れすぎじゃ…。」
渚も異変を感じたようだった。その時、みんなが急に倒れはし始めた。
「中村さん！？ ………岡島くんも！」
「これは…？ き、君！ この島の病院はどこだ！？」
「すみません、なにぶん小さな島なので……」
気づいた烏間先生が来てくれたが、この島に病院は無いようだ。ど、どうしたら…。
大きな音が聞こえ、振り向くと、烏間先生が殺せんせーを机に叩きつけていた。
「くそっ……犯人から電話がかかってきた。1番背の低い男女2人だけでこいつを持って来いだそうだ…。」
1番低い男女…。私と渚だ。どうして私達二人を指定したんだろう…。
「まさか先生、本当にそうしないよね…？ そんな危ないところに花音は行かせられないよ。」
カルマは私を心配をしてくれているようだ。でも、行かないとみんなが死んじゃう…！！
「どーすんすか、このままじゃ殺される…！？ 殺されるためにこの島来たんじゃねえよ！？」
「落ち着いてよ。そんなすぐ死なない死なない。」
そうだ、焦っていたら何も出来ない。落ち着かなきゃ。でも、みんなの症状はいつ悪化するかわからないし、本当にどうしたら…。
「要求は全部無視して、今すぐ全員都会の病院に運べば…！」
「それは反対だね。本当にこのウイルスが自作のものならどんな大病院にも特効薬は置いていない。応急処置はしておくから落ち着いて取引に行くといい。」
「竹林…。」
竹林くんは家が病院だから、そういう知識があるんだろう。でも取引と言っても、こんな酷いことをする犯人なら薬は簡単には渡してはくれないかもしれない。
みんなが話し合っていると、殺せんせーが提案をした。
「いい方法がありますよ。元気な人は来てください。汚れてもいい格好でね。」
何をする気なんだろう…？
気が付くと、カルマが近くに来ていた。どうやら、カルマは冴えるが私に攻撃した時の怪我を心配しているようだ。確かに、怪我をしていたら迷惑をかけてしまうかもしれない。
話し合った結果、竹林くん、愛美ちゃん、私は倒れた人の看病に残ることになった。
『……カルマ、無理しないでね、頑張って。』
「大丈夫。心配しないで。」
カルマ、みんな。頑張って…！！
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー登場人物（セリフあり）
木戸 凛「不定期だが、よろしくな。」
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@村雨.com(プロフ) - ミーナさん» ありがとうございます！今年は受験生なので不定期ですが、よろしくお願いします！ (2018年7月1日 0時) (
レス) id: 64969ba92d (このIDを非表示/違反報告)
ミーナ(プロフ) - 面白いです。無理せず頑張って下さいm(＿ ＿)m (2018年7月1日 0時) (レス) id: aad7344e82 (このIDを非表示/違反報告)
さくらん - 第1章1節しか読んでないですが、とても面白かったです！1節の最後の所で[花花音]という誤字？が少し気になりました。頑張ってください。 (2017年11月19日 23時) (レス) id: 0d0c2410ad (このIDを非表示/違反報告)
@村雨.com - 追記:返信（？）遅くなりすみません, (2017年10月4日 18時) (レス) id: 95708f55da (このIDを非表示/違反報告)
@村雨.com - 色々な作品を混ぜているので、その内つまらない内容も出て来てしまうと思いますが、よろしくお願いします。コメントありがとうございました。 (2017年10月4日 18時) (レス) id: 95708f55da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2017年8月15日 10時
