48話 ページ5
“だいちゃんに、言われたので”
そう言うと、ポカーンとする烏養さん。
運転しながらも、クスクスと笑う武田先生。
俺は２人の反応に、ニコッと笑って返す。
武「本当に黒狼くんは、3年生達の言いつけは守りますよね」
「そうですか？」
武「そうですよ」
武田先生から肯定が返ってくる。
烏「お前、変わってるな…」
「よく言われます」
烏「まあいいや。俺も、黒狼とは一度話しておきたかった」
「それは良かったです」
何ですか？と首を傾げれば…
烏「黒狼の、正式なポジションはどこだ？」
ポジションに関しての質問がきた。
「
烏「今は…だろ？」
「あれ、憶えてましたか。それ」
一番最初の自己紹介。
その時に話したのを、細かく憶えていたらしい。
烏「それに、清水が記録していた過去の試合記録。そこにも、お前が１つのポジションに収まっているのは、あまり見つからない」
潔ちゃん。
相変わらず、いい仕事をするな〜。
「あー…」
烏「去年の冬。ある練習試合では、菅原と交互に
「うーん…。
それは、すがたんが左手首を少し痛めてたから、休憩の意味で交代してたんですよ」
烏「他にも…。
1年の時は、ABチーム戦の際に
「先輩が、その日は風邪で休みだったんですよ。確か、胃腸炎だったような…」
結構良く見てるんだな、烏養さん。
ガサツそうだと思ってたけど、違うのか…。
何かスイマセン。
烏「何にせよ、俺はお前の正式なポジションを知りたい」
「どうしてですか？」
質問を質問で返す。
烏「決まってるだろ。
お前が、一番の力は発揮する事が出来る場所で、それを生かした作戦を練るためだ」
いつになく真剣な表情で、声で、俺に問う。
その目を見ながら、俺も口を開いた。
「俺が今、WSとして出ているのは…とても単純で、簡単な理由です。
それは、今年の1年の中に誰も居ないから」
烏「？」
「日向翔陽、
影山飛雄S。
月島蛍、MB。
山口忠、MB。
＿＿ね？誰も居ないでしょう？」
そう。
…誰も居ないんだ。
だから“俺”が居る。
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カナ - 夢主の弟分って誰だろう？ (2019年2月5日 18時) (
レス) id: 3d9d37ad51 (このIDを非表示/違反報告)
おひるねこ▽･ｗ･▽(プロフ) - りあさん» コメントをありがとうございます(o^^o)ゆっくりペースですが、またお立ち寄り下さい。 (2016年12月22日 18時) (レス) id: 84eedbd47b (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - すっごく面白いです!! 読む度にワクワクします。これからも更新がんばって下さい!! 応援してます。 (2016年12月5日 1時) (レス) id: 705802d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
おひるねこ▽･ｗ･▽(プロフ) - ふぇみりさん» コメントをありがとうございます。黒狼くんを兄にしたら、色々と面倒をみてくれそうですよね(´ｰ｀)更新頑張ります。 (2016年8月26日 20時) (レス) id: 84eedbd47b (このIDを非表示/違反報告)
ふぇみり - 凄く面白いです!!主人公君が格好いいです。こんなお兄ちゃん欲しい〜って思いました(笑)更新頑張って下さい!!楽しみにしてます!! (2016年8月26日 0時) (レス) id: df741de834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひるねこ▽･ｗ･▽ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2016年2月29日 0時
