59話 ページ16
菅「おー！見事に誰もいないな〜」
脱衣所に行き服を脱いだ４人は、ガラリと風呂場の戸を開ける。
中は空っぽで、誰一人として浴室にはいなかった。
澤「流石にまだ早いよな」
その言葉に頷きながら、それぞれが設置されているシャワーの前へと腰を降ろした。
澤「お前…乙女か」
東「え？」
各自、持参した石鹸を使っていると、澤村が東峰に向かって呆れたように言った。
東峰は髪を洗っている最中だ。
トリートメントで。
菅「リンスの後のケアか」
東「な、何だよっ。良いだろ別に！」
確かに、東峰の言う通り悪くは無いのだが…。
体格のあり、なかなかの身長を持つ東峰がやると違和感の塊でしかないのだ。
ーーーーーー
菅「あれ？Aは？」
ふと、菅原が思い出した様にその名を口にする。
澤「確かに、どこ行った？」
先程まで居たであろう隣のシャワーを見ても、その姿は無かった。
東「Aー？」
「何だ？」
「「うぉあっ！？」」
「失礼だな。呼んだのはそっちだろう」
３人が騒いでいる間にこ黒狼は身体を流し終わり先に湯に浸かっていた。
澤「早いな…」
「そうか？まぁ…家じゃないから落ち着かないってのはあるな」
ザパリ、音をたてて３人は湯船に入る。
すると菅原が…
菅「なーA？」
「ん？」
菅「何で目ぇ閉じてんの？開けてもいいべ？」
顔にかかっている濡れた黒狼の前髪を摘み、閉ざされている右目を見た。
「これ？もう癖なんだよ。条件反射っつーの？
視界が明るくなると、つい閉じちゃうの」
菅「えー、開けろよ〜」
うりうりぃ〜、と言いながら頬をつついてくるスガたんに苦笑いしつつ前髪を元に戻した。
澤「失礼かもしれないけど、俺は好きだよ。Aのその眼」
東「うん、俺もだよ」
菅「そうそう。綺麗だし」
「ははっ、ありがとう」
３人からの言葉に、黒狼は嬉しそうに眼を細める。
「じゃあ、折角だから開けようかな」
そう言い、黒狼は閉ざしていた右目をゆっくりと開いた。
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カナ - 夢主の弟分って誰だろう？ (2019年2月5日 18時) (
レス) id: 3d9d37ad51 (このIDを非表示/違反報告)
おひるねこ▽･ｗ･▽(プロフ) - りあさん» コメントをありがとうございます(o^^o)ゆっくりペースですが、またお立ち寄り下さい。 (2016年12月22日 18時) (レス) id: 84eedbd47b (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - すっごく面白いです!! 読む度にワクワクします。これからも更新がんばって下さい!! 応援してます。 (2016年12月5日 1時) (レス) id: 705802d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
おひるねこ▽･ｗ･▽(プロフ) - ふぇみりさん» コメントをありがとうございます。黒狼くんを兄にしたら、色々と面倒をみてくれそうですよね(´ｰ｀)更新頑張ります。 (2016年8月26日 20時) (レス) id: 84eedbd47b (このIDを非表示/違反報告)
ふぇみり - 凄く面白いです!!主人公君が格好いいです。こんなお兄ちゃん欲しい〜って思いました(笑)更新頑張って下さい!!楽しみにしてます!! (2016年8月26日 0時) (レス) id: df741de834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひるねこ▽･ｗ･▽ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c1ec8b99301/
作成日時：2016年2月29日 0時
