君がいるだけで 4-13 ページ13
.
コンコン、
メンディー「はーい」
ガチャ
A「失礼します」
メンディー「A、あ！えっ、もうそんな時間？」
隼「えっ！待って待って！ラスト！もっかい、もう一回だけ！」
A「あっ…いえ、まだ大丈夫です」
隼「なんだー良かったー、メンさん！続き続き！」
メンディー「はいはい」
A「………」
涼太「誰かお探しですか？」
A「…あの…亜嵐くんは？」
涼太「まだ…来てないですけど…？」
A「そうですか…」
涼太「何か急用だったり…？」
A「いえ、そんな急用ってわけでは…ないんですけど…」
涼太「…けど？」
A「…すみません…ちょっと探してきます」
涼太「Aちゃん？」
そう言って足早に会議室を出て行こうとするA
玲於「うわっ！？」
タイミング良く入ってきた玲於とぶつかる
A「！」
玲於「…マジでびびったー…」
A「ごめんなさい、…」
玲於「(ため息)ったく、大丈夫かよ」
そう言って
ぶつかった拍子に落ちたAのiPhoneを拾う
玲於「………」
A「すみません…」
玲於「ん…」
iPhoneをAに渡す玲於
A「本当にすみませんでした…」
玲於「………」
A「…佐野さん？」
iPhoneがLINEの通知を知らせる
玲於「………」
A「すみません、失礼します…」
そう言って会議室を出て行く
玲於「………」
裕太「なんや訳あり？」
玲於「しらん」
裕太「いや、しらんことないやろ」
玲於「しらん、興味なし」
裕太「機嫌わるっ」
玲於「………」
Aが出て行ったドアを見つめる玲於
玲於「(ため息)…」
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作者名：mimi | 作成日時：2021年3月2日 23時
