君がいるだけで 2-19 ページ19
.
バン!!!!と
強くふすまを開ける音が響く
「Aちゃん!!?」
A「………えっ…」
龍友「(ため息)早かったなぁ」
隼「亜嵐くん、暴走しすぎ…」
龍友「よく店わかったなぁ」
隼「いやいやいや、龍友くんと言えばでしょ」
A「…亜嵐くん…大丈夫…?すごい汗」
そう言って亜嵐に水を差し出そうとして
手前にあったホットウーロン茶を倒してしまい
手にかかってしまう
A「あっ…つ…」
亜嵐「大丈夫!?」
龍友「これで冷やして」
手際良くおしぼりに氷をつつみ
Aの手を握り、冷やす龍友
A「…すみません…」
龍友「跡が残らんとええけど」
A「このくらいなら大丈夫です」
龍友「それでも家帰ったら薬塗ったほうがええよ」
A「…はい」
亜嵐「ちょっ、俺がやるから!」
そう言って龍友の手を払う亜嵐
龍友「はい、はい」
亜嵐「ホントに大丈夫?痛くない?」
A「………」
亜嵐「Aちゃん?」
A「…大丈夫」
亜嵐「てか、龍友くんに何かされなかった?」
龍友「人聞き悪いわー、何もしてませんけど」
亜嵐「本当?」
A「…(頷く)」
亜嵐「…なら良かった…」
A「………」
亜嵐「ていうか…なんで2人で飯なんて食べてるの?」
A「それは…私が…」
龍友「俺がAちゃんと飯食いたかったから誘った」
亜嵐「ごめん、今龍友くんには聞いてないんで」
A「………」
亜嵐「誘われたくらいで簡単に2人で飯とか行く人だったっけ?」
隼「いやいや、その質問はちょっとおかしいんじゃない?」
亜嵐「隼は黙ってて」
隼「はい…」
A「………」
亜嵐「どうなの?」
36人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mimi | 作成日時:2021年2月4日 2時